ワイン輸入税ゼロの香港は、アジアのワイン天国!
昨年は全世界40か国から1,000以上の出展者を集め、80か国から2万人以上の来場者を集客している。今年はワイン新興地などからお出店も増え、さらなるスケールアップが期待されている。
香港のワイン輸入は2008年の輸入税撤廃後急速に成長しており、2013年には80億香港ドルに達し撤廃前の2007年の4倍となっている。
輸入税がゼロという魅力だけでなく、アジアのハブとして、特に中国本土へ輸出されるワインが増加中ということも注目。なにしろ、2014年上半期で、中国への輸出金額が1.48億米ドル。一昨年比8.5%増加。
たしかに、今年の5月に北京に行った際、「高級ワインであれば千本、万本単位で購入する」というインポーターと会った。中国本土へ直接輸入すると関税が48%もかかるのだ。ただし「偽物じゃないという保証があればね」とも付け加えた。
香港経由のワインは水際でのチェック機能はもとより、ワイン非製造地域ならではの公平性やイギリス領であったころからのワイン文化の浸透とワイン貿易の経験から、信頼度は高いのだ。
日本酒熟成酒は香港で脈あり!と思う
また、今年ますます注目はなんといっても日本酒・焼酎。
國酒プロジェクトやクールジャパン、そして世界遺産となった和食との連動で、ますます人気が高まっている。今年の出展酒がどのように評価され、テイスティングでどのような反応が出るだろうか。かなり楽しみだ。
今年度のインターナショナル・SAKE・チャレンジでのグランプリが「熟成酒」であった。日本酒の熟成酒は、紹興酒などの中国の醸造酒と似たところがあるうえに、より軽快で上品さや繊細さがある。香港でうまく広がれば日本酒熟成酒の未来はかならず開けるはずだ。
フェアでは今年も、キャセイパシフィック香港インターナショナル・ワインコンペティションや各種テイスティングセッション、高級ワインテイスティング、各種カンファレンス、カクテルデモンストレーションが行われる。
アジアの飲料ビジネスの最前線に立ち、トレンドを見てこようと思う。
現地にて取材しリポートをします。
どうぞお楽しみに!
画像はHKTDC様より
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