中国、北京にて、日本酒セミナーを開催した。
料理本のアカデミー賞と言われる『グルマン世界料理本大賞』に参加するための北京入りだったかが、せっかくの機会ということで、福井の日本酒蔵元「梵」さんのご協力のもと開催となった。
会場は、「SAKE MANZO」。
北京市内にある和食ダイニング。
席数100席という広さが毎日満席とう人気店。清潔感とモダンな雰囲気と気配りのできるスタッフがいることと、料理はもとより、品質管理の行き届いた日本酒がなにより売りだ。オーナーは、日本酒メーカー勤務後北京にて独立し日本酒の輸入も手掛ける山本敬さん。日本酒きき酒師の資格もお持ち。知識も経験も豊富で奥様とともに店や会社を運営される頼れる日本酒のプロだ。
北京観光をちょっぴりプラスしてセミナーリポートをしよう。
繁華街であり観光のメッカ「王府井」。外国人もいるけど中国人にとっても観光地のよう。
サソリの串刺し。まだ動いている。これを焼いて食べる。ま、エビかシャコみたいだから違和感ないか・・・・(あるある)。
タコ焼きのパクリング。章魚はタコのこと。
おもしろい銅像が並ぶ。とりあえずパチリ。
紫禁城。巨大。美しい。PM2.5が心配だったけど、なんのなんの意外にきれいでびっくり。どうも日によるらしい。車の多い平日はさすがにひどいようだ。この日は土曜日。
そしてここ。警備はかなり厳しい。車は近寄れず手前でおろされ、バッグなどを調べる検問がある。
中に入ると兵隊さん。警備員かな? 一糸乱れぬ行進(ちょっと乱れてたけど)。
二人乗りの自転車タクシー(輪タク)。乗りました。安くて便利。
イトーヨーカドー。スーパーというより百貨店。オープン時に行ったら、一列に並ぶ従業員からお辞儀をしていらっしゃいませーと言われた。
ユニクロは派手でカッコいい!
こちらは北京日本調理師会会長、小林金二氏のお店。定期的に純米大吟醸の会が開かれている。
こちらは「寿司 緑川」。高級寿司店で日本酒も「梵」「獺祭」などが充実。
ここが「SAKE MANZO」。モダンな外観。
開催は、5月18日(日)午後15時半。30名の中国人&日本人がご来店。スタッフの方も聞いてくれた。
会場はここ。この奥に広い個室がずらり並ぶ。
今回のアワードにノミネートされた「世界に誇る国酒~日本酒~」や台湾語で書かれた「世界に誇る品格の名酒」などをテキストに使用。
きき酒は「梵」の5種類と同じく福井の「花垣」、 新潟の「賀茂緑」を。華やかなタイプ軽快なタイプ、コクのあるタイプとしてご体験いただいた。 味比べは大切だからね。
司会と通訳など大忙しの山本さん(右)。奥様ともどもすばらしく流暢な北京語!
もちろんしっかり本も紹介。
北京語とは違うが台湾語のテキストも使用した。
皆さん熱心にメモしてくださる。
ワイングラスでテイスティング。しっかり特徴をとらえてもらう。
正しいテイスティングの方法も説明。
ズズッと音を立てて味わいを確認。
基礎知識編のあとは梵のご紹介。梵も北京では人気の銘柄だ。
2時間半ほどで終了。購入いただいた本にサインなどし、さまざまなご質問にお答えし、ご希望の方には「日本酒ナビゲーター」の資格を申請して差上げる。日本酒を勉強した証になると10名の方が申請された。
このあとは、もちろん飲み会!大変な盛り上がりだった(本当にMANZOさんは人気店!)。
北京では、まだまだ一般的でない日本酒だけど、信頼できるプロが運営するこういった飲食店では、日本酒を試す人が増えてきた。
きちんと品質管理した日本酒を美味しい状態で提供してくれるお店があってこそ、日本酒が世界に普及する。北京の和食店のみなさまにぜひとも頑張っていただきたい。
そして、その後、北京の料理と日本酒の楽しみや、スイーツ、チーズと組み合わせた新しい日本酒の楽しみを普及させたいものだっ(希望!)。
さて、次は、上海を目指すぞ!
情報サイトPUNTAにもセミナーの様子が掲載されています。ご覧ください。