2018年4月16日月曜日

シャンパーニュツアー・パリの観光とグルメ体験リポート


第12回フェミナリーズ世界ワインコンクールの審査翌日には、待望のシャンパーニュツアーに出かけました。
午前中は、シャンパーニュ・ロンバール社の訪問。午後はかのアンリ・ジロー社を訪問しました。


創業は1625年。現在12代目と13代目が運営をしています。



この卵型の容器が特長です。



クラシックなスタイルのコルクの「フュ・ド・シェーヌ」。開け方を教えてくれました。


「エスプリ・ナチュール」「フュ・ド・シェーヌ マルチ・ヴィンテージ」「ロゼ・ダム・ジャンヌ」

 「ラタフィア・ド・シャンパーニュ」は食後酒として。



素敵なエントランスでパチリ。



エペルネでランチなら絶対おすすめが「シェ・マックス」。
メゾン訪問の時間のない慌ただしい中でも、しっかり対応してくれ、それでいて本気でおいしいレストランです。


 旬のホワイトアスパラ。

すごく軽い味わいのフォワグラのテリーヌ。フォワグラ苦手の友田ものけぞる美味しさい!


そして名物の「タルタルステーキ」! 見事! 混ぜ合わせる様も素敵なエンターテイメント。助合わせのポテトも絶品!



もちろんチーズも、デザートも。
これで約30分出てて来た。
フランスではありえないスピード!!
ご紹介の弘美さん、感謝です♪
皆さん、エペルネに行ったらここですよ。





こちらはランスの大聖堂。シャンパーニュに行くならやはりここを訪ねないわけにはいきません。大製造の奥にはシャガールが作ったステンドグラスもあります。






こちらはパリ情報。


有名な「カフェ・フーケ」。
赤いテントが印象的です。

青い空と白い雲が印象的な凱旋門。
敬礼しているわけではない。

日本酒がどんな風に売られているかちょっと視察。和食材の「京子」さん。




人気の「ISSE」さん。酒器もきれいに並べられ、お酒の管理状態も素晴らしいです。

パリの町でもやっぱり「タルタルステーキ」。だって日本では食べられないから・・・・。

こちらまマグロのタルタル。白ワイン「マコン」にぴったりです。

 パリらしいデザート「イル・フロッタント」。


 アールデコの内装がパリっぽい、「ブイヨン・ラシーヌ」。

記念撮影。ここではお訪ねした「シャンパーニュ・ロンバール」で乾杯でした!

 ホタテのソテー。
 ここでも「イル・フロッタント」と⇓のアイクリームの盛り合わせ。濃厚っ!





カフェでは、「クロック・マダム」と「サラダ・ニソワーズ」。なんとご飯が入っている!日本人にはしっくりきません・・・・。


フレンチ飽きたらベトナム料理。フォーの出汁にほっとするのです。






フランスの旅の楽しみは食べることにあります。旅の中ではダイエットは忘れて、思いっきり食べまくるのです。
来年はさてどんな旅になるか・・・・・。





第12回フェミナリーズ世界ワインコンクールの様子はこちら。


シャンパーニュ・ロンバール社訪問リポートはこちら。








晴天のシャンパーニュ! エレガントの極み!「ロンバール社」訪問



12回フェミナリーズ世界ワインコンクールの翌日は、お楽しみのシャンパーニュツアー。ホテルにお迎えの専用車に乗り、パリの町をプチ観光しながらシャンパーニュへ向かいます。ビルが立ち並ぶパリの町を抜けると、美しい田園風景。途中にはブリーチーズで知られる「モー」村もあります。最初の目的地エペルネが近づくと丘陵地帯に少しづつブドウ畑が見えてきます。
最初に訪問するのは「シャンパーニュ・ロンバール社」。
案内は、昨日審査にも参加された同社マネージャーの杉浦弘美さんです。



お迎えくださるのは、3代目のティエリー・ロンバール氏。ルーツはモンペリエで、1914年よりシャンパーニュ製造を行っている家族経営のメゾンです。
現在75万本を製造するNM(ネゴシアン・マニピュラン/ブドウを契約農家から購入しシャンパーニュ製造をするメーカー)でスタッフは17名。大企業が多いシャンパーニュの中では中堅企業と言えます。
製造の70%は輸出で、英国、スウェーデン、タイにも輸出しており、もちろんわが日本にも来ているんですよ。
シャンパーニュは大きく2種、「エレガント・タイプ(優しいタイプ)」と「ピュイッサンス・タイプ(力強いタイプ)」に分けることができますが、ロンバールは「エレガント」タイプ。
ポイントは「テロワール」にこだわること。そして「モノ・セパージュ(単一品種)」、「区画」「造る人」にもきっちりこだわり、最終製品に活かすことだそうです。


シャンパーニュ全体に320の村があり、17村がグラン・クリュ(特級)、44村がプルミエ・クリュ(1級)。ロンバール社はグラン・クリュ11村、プルミエ・クリュ21村からブドウを購入しています。

樽を使うのはワインに呼吸をさせるため。平均して樽熟成を6か月行います。仕上げには、まったく甘味を入れない「ゼロ・ドサージュ」をはじめ、グラン・クリュのみで造る場合は「ブリュット・ナチュール」など、完全なるドライでブドウの個性を生かした造りを心がけています。ちなみにプルミエ・クリュも糖分4g/ℓのみの辛口仕上げです。


世界遺産になったシャンパーニュ。世界遺産調査の際に調査員が訪れたカーヴです。



シャンパーニュにはこういった地下の道があちこちにあります。なかにはローマ時代に掘られたものもあるとか。湿度と温度がシャンパーニュ保存にぴったりなのです。

 澱をボトルの口に溜める「ルミアージュ」の作業中。ボトルを揺らしながら8分の1づつ動かします。澱をしっかりボトルの口に溜めるまでには、手作業だと一か月かかるとか。

こちらは機械式。これで約1週間。

ボトルの口にたまった澱を凍らせたあとそれを取り去る作業。これは機械で行います。続いてお楽しみのテイスティングです。


商品は、
【クラシック】(アッサンブラージュ/品質一定化のためのブレンドをするタイプ)
【テロワール】(単一テロワールで畑の個性を生かしたタイプ)
【コレクション】(1990年、1992年、1996年などオールドヴィンテージもの)
3タイプ。


【クラシック】の各商品は以下の通り。

「ブリュット・レフェランス(基準)」は、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ20%、2436か月熟成、ドサージュ(甘味添加)7g/ℓ。エアチャイナのファーストクラスに搭載されています。

「ブリュット・プルミエクリュ」は、ピノ・ノワール+ピノ・ムニエ60%、シャルドネ40%。2436か月熟成、ドサージュ4g/ℓ。

「ブリュット・ド・ノワール」は、ピノ・ノワール100%。うち40%は6か月樽熟成。60%はコルク熟成(通常は王冠を使うが、ワインに呼吸をさせたいのであえてコルクを使用)。36か月から48ケガ悦熟成で、ドサージュ4g/ℓ。

「ロゼ」は、シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、残りの10%はヴェルズネ村の赤ワイン(6か月樽熟、36か月熟成)をプレンドするのだとか。面白いですね。

「グラン・クリュ ブリュット・ナチュール」は、ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%。4860か月熟成。ドサージュ0%。

「ブラン・ド・ブラン」は、シャルドネ100%。(ル・メニル・シュール・オジェ50%、シュイイ25%、アヴィズ15%、クラモン10%)で6か月樽熟成、ドサージュ0%。



最近では細長いフルートグラスではなく、このような通常のワインと同じ大きめのグラスを使用するのが主流です。


【テロワール】の各商品は以下の通り。

    ル・メニル・シュール・オジェ グラン・クリュMLF/マロラクティック発酵はせず)
 きりりと引き締まった味わいでボリューム感もある。バランスよく飽きない。
    シュイイ
 ミネラル感があり骨格がしっかりしている。開くのに時間がかかるタイプとか。
    クラモン
 柔らかめでなめらか。ミネラルなのか特有の塩味のようなアフターを感じ、
酸がしっかり。(友田感想)
    ヴェルズネ
 ピノノワール80%からくるボディーを楽しめる。


そのほか【ミレジメ】【ロゼ】など豊富な商品群を所有しています。



可愛いおつまみもご用意いただきました。


みんなで記念撮影で終了。ティエリーさん、弘美さん(写真右の美女!)、お世話になりました。ありがとうございました。


なお、ロンバールは、日本では東亜商事株式会社が15アイテムをお取り扱いです。
是非チェックしてみてください。

ロンバール社の商品チェックはこちら。









第12回フェミナリーズ世界ワインコンクール審査リポートはこちら。

エペルネとパリのグルメリポートはこちら。