2017年4月17日月曜日

パリの人気ビストロ「Les Enfants Rouges」で日本酒セミナー開催


フランス、ボーヌにて開催のフェミナリーズ世界ワインコンクールの審査後、場所をパリに移し、日本酒セミナーを開催しました。
和食店の日本酒メニューの品ぞろえも増え、日本酒専門店も出来はじめ、フレンチにも日本酒ばオンリストされ始めているパリ。和食とともに日本酒への興味がどんどん増しています。
そんななか、ベーシックなビストロフレンチと日本酒のペアリングを体験していただくランチセミナーを開催させていただきました。

会場は、日本人シェフ篠塚氏がオーナーの「Les Enfans Rouges」。とっても素敵なレストランです。


本日の講師は私とともに、フランス人ソムリエのグザビエさんを招聘。オテル・クリヨンのシェフソムリエでもあり日本酒にも造詣が深い方です。

食材のご協賛は本わさびをはじめとした超新鮮な日本食材を提供されている「黒潮/KUROSHIO」さん。オーナーはフランス人ですが、日本酒通です♪

さてお酒。まず乾杯は福島県の「人気一 スパークリング」。華やかさ満点です。
このお酒を飲みながら、日本酒の基礎、日本酒と料理の組み合わせのポイントをお話しします。


続いて、軽快なタイプの代表、新潟県「上善如水 純米吟醸」を。軽いアミューズブーシュ、キュウリのムースを合わせます。すがすがしさの相乗効果!

続いて華やかフレーヴァーの広島県藤井酒造の「龍勢 純米大吟醸」。しっかり歯ごたえのある白身魚とかんきつ果物のサラダ仕立て。魚の旨味を引き出してくれます。白ワインとは違う楽しみです。

メインはぶ厚~~く切られた、まるでヒレステーキのようなマグロのソテー、クリームソース。食べごたえあります。これには、コクのタイプ「松竹梅 白壁蔵 生もと純米」。濃厚なクリームソースにも赤身の魚にもバッチリ対応できます。

仏蘭西人の方々からの質問もたくさんいただきます。これが日本と違うところ♪ 質問もうれしいのです。

デザートはチョコレート。広島の「華鳩 貴醸酒8年熟成」。まるで貴腐ワインのような、まるでコニャックのような、複雑で濃密で品格ある甘口の酒。これぞベストハーモニー! これが最も好きだというフランス人もいらっしゃいました♪


この日本酒ランチセミナーを素敵に紹介してくださったのが、お客様でもご参加されていたパリ在住のフォトグラファー&美容師のK.Hatakeayama氏。ぜひこちらのブログをご覧ください。 ご紹介ありがとうございました。



こちらは日本酒専門店「ラ・メゾン・デュ・サケ」。日本酒専門店が出てきたことがとてもうれしい。




これからも、フランスをはじめとした世界各国で現地の料理と日本酒のペアリングを提供してまいります。ご期待ください。
このたびのパリ運営では、蔵マスターの宮川圭一郎さん、ペコン倫子さんには大変お世話になりました。ありがとうございました!
また来年!












2017年4月15日土曜日

第11回フェミナリーズ世界ワインコンクール、フランス、ボーヌにて開催 初の日本ワイン出品、結果発表!


今年の第11フェミナリーズ世界ワインコンクールに関して、もう一つ重要なご報告があります。今回、初めて日本ワインが出品されました。その結果を報告しなければいけません。出品ワインは1230銘柄。見事入賞したのは以下710銘柄です。おめでとうございます!


<<金賞>>



●月山ワイン ソレイユ ルバン ヤマ・ソーヴィニヨン 2014月山ワインやまぶどう研究所

等々力 甲州 2015/株式会社 シャトレーゼ ベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー

TOMOEマスカット・ベーリーA 木津田ヴィンヤード2015株式会社 広島三次ワイナリー
  
●シルバー 赤沢メルロー 2014株式会社 エーデルワイン
  




<<銀賞>>

●吉祥 ブラン・ド・ブラン(白スパークリング)2014楠わいなりー 株式会社


<<銅賞>>

甲州醸し スモーク2015/株式会社 サドヤ

TOMOE シャルドネ 新月 2015/株式会社 広島三次ワイナリー

五月長根葡萄園 白 2015/株式会社 エーデルワイン



実際に審査をした審査員(探し出しました!)に感想を聞きましたが、「スパークリングの見事な出来栄えに驚いた」「知らない品種だったけど、とてもいいバランス」「日本ワインには大変興味があるので、とてもいい機会だった」「優しい味わいでとてもチャーミング」などたくさんのお褒めの言葉や感想をいただきました。残念ながら入賞しなかったプロのコメントは出品メーカー様にしっかりフィードバックされます。
この10銘柄に関しましては、今後、様々なメディアでご紹介してまいりますし、可能ならば試飲会も開催したく考えています。さらにSAKE女の会ならではのフェミナリーズ・アソートセットの販売なども考案中(ヴィンテージ等が変わる可能性もあります)。ご期待ください。



来年はパリ大会へ!

来年のフェミナリーズ世界ワインコンクールは412日開催予定。会場をボーヌからパリに移し、さらに規模を拡大してより華やかに開催されます。日本ワインの出品も拡大して行う予定です。出品詳細は追ってお知らせします。たくさんのチャレンジ、お待ちしております。



フェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使事務局
(一般社団法人日本のSAKEWINEを愛する女性の会事務局内)
担当:谷































第11回フェミナリーズ世界ワインコンクール、フランス、ボーヌにて開催 日本人女性ワインプロ12名が審査に参加 その2


フェミナリーズ世界ワインコンクール、4月6日の審査会の様子をリポートしましょう。


緊張の審査本番、そして、楽しいランチタイム!

審査は午前中とランチをはさみ午後の2部構成です。
10時からスタートですが、2017年名誉会長率いる日本人審査員チームは特権(!)で、オープン前の会場内とバックヤードツアーを主催者のディディエ・マルタン氏自らが案内してくださいます。そして特別に記念撮影も♪
その間会場では、続々集まる女性審査員が、クロワッサンや色とりどりの果物やケーキとコーヒーの朝食をとり、審査への心の準備をしています。






10時には、主催者のディディエ・マルタン氏と運営事務局からの開始のご挨拶、さらには、各国代表者のスピーチがあります。ここでは、日本広報大使兼名誉会長として代表スピーチをさせていただきました。




挨拶がすむと審査がスタート。午前中は審査員一人あたり4050アイテムほどを審査します。ゆっくり鑑賞している暇はありません。的確に慎重に、しかしスピード感をもって評価し、コメントを残す技術が必要です。テイスティングに慣れたワインプロでないと参加できないことがここで実感できます。






集中力のいる午前の審査を終え、ランチタイムはブルゴーニュの郷土料理がずらり並ぶ盛大なビュッフェです。ここでは、午前の審査を終えたワインもたっぷりと楽しめます。評価の高いワインをチェックしたり、飲んだことのないワインを体験できます。さらに、他国の女性ワインプロとの交流も十分にできる素敵な時間です。
会場外では、フェイスマッサージのブースがあり、無料でサービスを受けられます。こういったところが女性の審査会らしいところですね。






ゆったりとランチを楽しんだ後は午後の審査。午前と同じく4050アイテムの審査を集中力をもって行います。ランチのワインが影響しないよう調整必要。審査員はアルコールに強くないと務まらないかもしれませんね。もちろんたっぷり時間がありますので、休憩を取って臨むことができますのでアルコールに弱い方のご参加も可能です。ご安心ください。
午後の審査後には、気分をぐっと開放して、アペリティフタイム。午後の審査に出たワインも提供され、簡単なおつまみとともに審査員の交流会が始まります。英語やフランス語が話せる人は世界のワインプロと情報交換ができますし、話せない方も通訳の方がしっかりサポートしてくれますので怖いことはありません。インターナショナルなワインステージでぜひたくさんの情報交換をしてください。





気になる審査結果は?

さて、審査日からほぼ一週間で結果が発表されます。気になる結果は以下お通り。出品数4550銘柄のうち1512銘柄が入賞し、金賞、銀賞、銅賞を獲得しました。これは全出品数の33.23%にあたる入賞率で、D.G.C.C.R.F.(フランス消費競合及び不正行為抑制局)公認数値でもあります。

入賞ワインはこちらからご覧になれます。

入賞ワインは、フェミナリーズのロゴ入りメダルシールをワインに貼ることが許されます。フェミナリーズメダルワインは、世界の女性ワインプロが厳正な審査で認めた高品質で魅力あふれるワインである認証を得て、世界のワイン市場で販売促進されます。フェミナリーズHPSNSにて公表され、フランス国内外のメディアで紹介されます。
審査員として参加した日本人女性ワインプロも、みな、自信をもってメダルワインをお勧めしてまいります。フェミナリーズメダルワインを見かけたらぜひ手に取ってみてください。間違いなくおいしいワインのはずです。





来年は会場がパリに!

さて、来年2018年の第12回フェミナリーズ世界ワインコンクール、開催日程は412日(木)。会場をボーヌからパリへ移し規模を拡大してより華やかに開催予定です。
審査を体験してみたいという女性のワインプロの方、ぜひ、ご一緒いたしましょう。パリの審査の前後には、シャンパーニュやロワール、ブルゴーニュなどへの視察オプションツアーやパリのグルメツアーなどを行います。詳細が決まり次第お知らせします。あなたのキャリアアップにお役立てくださいませ。また、審査体験以外のツアーのみご参加も可能です。お待ちしております。






フェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使事務局
(一般社団法人日本のSAKEWINEを愛する女性の会事務局内)
担当:谷



第11回フェミナリーズ世界ワインコンクール、フランス、ボーヌにて開催   日本人女性ワインプロ12名が審査に参加 その1


フェミナリーズ世界ワインコンクールとは?



今年第11回目となる『フェミナリーズ世界ワインコンクール』が、フランス、ボーヌにて盛大に開催されました。『フェミナリーズ世界ワインコンクール』(Concours des vins FÉMINALISE)は、フランスの銘醸ワインを産出するブルゴーニュ地ボーヌ市で毎年4に開催されるワインの審査会で、D.G.C.C.R.F.(フランス消費競合及び不正行為抑制局)認定の公的コンクールです。
ユニークなのは審査員
性ソムリエや女性醸造家、女性ワインジャーナリスト、女性のワイン輸出業者などワインビジネスに携わる女性のプロフェッショナルや経験豊かな性ワイン愛好家のみという点。ワインの本場ボーヌで開催されていることともに女性が審査する画期的なワインコンクールとして世界から注を集めています。今年は、フランス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパ、またスウェーデン、デンマークなど北欧、アメリカ、オーストラリア、アジアなど世界23カ国から850人の女性審査員が終結しました。また出品ワインは同じく世界から4550銘柄(1275社)。過去最大級の規模となりました。



私は、2016年よりフェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使、2017年度フェミナリーズ世界ワインコンクール名誉会に任命されたことに伴い、日本人女性ワインプロの審査員をコンクールにお連れしています。



日本人女性ワインプロ11名が審査体験ツアーに参加!

今年の審査は46日(木)。ボーヌ市のパレ・ド・コングレにて行われました。日本からはソムリエ等ワインに関連する資格をお持ちでワインや食ビジネスに携わる女性11名が審査員として参加しました。
審査は実に厳正ですばらしくオーガナイズされています。隣り合う審査員とは会話は許されず、また隣同士で同じワインは出されません。訓練されたワインサービススタッフより提供される出品ワインを39の審査項目、20点満点で評価し、さらにコメントを残します。
審査会場での説明やご挨拶はフランス語と英語、審査項目はフランス語のみですので、日本人審査員のために前日に事前説明会を行います。審査の流れ、項目の日本語訳、評価の仕方などに関してリハーサルを行います。フランス語や英語が分からなくても十分に審査ができるよう広報大使事務所が最善のケアをします。
また、リハーサルの前には、フェミナリーズの入賞ワイナリー巡りやブルゴーニュ産のチーズ工房見学など楽しいツアーを行いますし、美食の街ボーヌでのおいしいランチと事前セミナー後にはゴージャスなブルゴーニュディナーを体験します。



エポワスをはじめとしたナチュラルチーズを製造しているゴーグリー社。


 清潔な工場内を見学。作業のほとんどは手作業で行われています。


見学後は熟成状態や種類の違うチーズを食べ比べ。


 ドメーヌ・ヴァロワールにて試飲。

ワインに関わるグッズをイメージしたボーヌならではのオブジェ。ボーヌは散策にもってこいの街。またブルゴーニュはユネスコの世界遺産にも認定されています。

美食の街ボーヌにてランチ。ワインはフェミナリーズセレクトワインです。


ロマネコンティの畑も訪ねます。働き者の馬さんにもご挨拶。


続いて、 ドメーヌフルーロ・ラローズ。奥様は日本人の久美子夫人。100年続くワイナリーをご紹介いただきます。


 ホテルに戻り事前説明会。緊張の面持ちです。


説明会の後はウエルカムディナー。明日の審査を目前に、ゆっくり料理とワインを楽しみます。




























2017年4月3日月曜日

pen日本酒特集の三ツ星日本酒とフレンチを楽しむ@コンラッド東京


2月15日に発売された、pen「ソムリエが選ぶ、おいしい日本酒」号(通称:日本酒ミシュラン)の三ツ星5種をゴージャスに楽しむ会を開催しました。
会場は、今回のメインテーマ「ソムリエが選ぶ」にちなみ、実際に審査に加わった北原康行ソムリエが働くコンラッド東京のフレンチ「コラージュ」。三ツ星5種に合わせたお料理のセレクトはシェフと友田が担当しました。それはそれはゴージャスでした~。

 眺めがよく清潔感たっぷりの「コーラジュ」店内。

本日も掲載誌を販売。今日はサイン付き♪

 ご参加の皆様で乾杯!盛り上がっております♪

華やかタイプの三ツ星「風の森」は乾杯とアミューズ。 ちょっぴり泡入りが乾杯にぴったり。

続いて、優しい味わいのフォワグラに甘酸っぱい苺。 甘酸っぱさの相乗効果!

もう一つ、華やかタイプの三ツ星「笹祝」は、かんきつフレーヴァーたっぷりのお魚料理。お酒がソースに。
 
軽快タイプの三ツ星「上善如水」には、旬の野菜料理。爽やかさが倍増。

メインのお肉料理にはコクのタイプの三ツ星「深山菊」。お肉の味わいを引き立てる濃醇なお酒。

日本酒もデキャンタージュすると味わいが変わります。みんなして撮影! このあと「深山菊」のお燗も出していただきました。フレンチの組み合わせも無理なく撮っても素敵です。

 最後は、熟成タイプの三ツ星「華鳩 貴醸酒」。デザート酒としてもっと世界的に飲まれてもいいお酒。キャラメル系の味わいにぴったり。

コラージュスタッフとpen審査に多大な協力をしてくれた酒販店「今田商店」の寺田セーネン(右から2番目)もご一緒に。みなさまありがとうございました。




次回は、「SAKE エクスぺエリエンス with pen」と題して、pen掲載の星付き日本酒を、カジュアルに飲む大試飲会を開催します。開催日はゴールデンウィークの初日、4月29日。参加費はお一人2500円(前売り)/3000円(当日)(SAKE女会員は当日でも2500円)。お蔵元様も10社以上参加します。審査員のソムリエも3~4名参加。トークショーを行います。
ふるってご参加ください。
詳細はこちらです→「SAKE エクスぺエリエンス with pen」