2012年1月28日土曜日

TOKYOどぶろくフェスタ2012に行ってきた~!

TOKYOどぶろくフェスタ2012が開催された。
今回は、どぶろくVSマッコリなのだ!
どうりで、マッコリメーカーがたくさん出ていると思ったよ・・・・。



どぶろくは、漉さない「米」の酒。
マッコリは、「小麦」を使う酒。ここが大きく違うのだよね。



で、本年の第1位は、長野県佐久市の武重本家酒造、
「十二六」だ!
これで「どぶろく」と読む。



どぶろくは、漉さない酒なので、こ~~~んなににごっているのだ。
そう、漉す酒「にごり酒」とは違うのだ。
たしかに、この「十二六」、すがすがしい甘さと滑らかさ、
新鮮な風味満載で、バランスもいい。おいしいどぶろくだった。



同じ酒造元の「1026 ライト」。
「1026」は、はい、お分かりのとおり、「どぶろく」と読む。
「十二六」を加熱殺菌し、通常流通させるための商品。
アルコール4%。
すんごくさっぱりして、さわやかで、いやみのない味。
これ、好きだ~。



こちらの「卓」は、私が審査委員をしたときのグランプリ商品だった。
拙著『今宵も一杯』でも紹介している酒。
これはやはり、文句なくおいしい。
コシヒカリ自体がおいしいように思う。
「十二六」とくらべると、ちょっとドライ。
辛口がいい人はこっちかな。





なにしろ、マッコリブーム。
今回マッコリブースが目立った。
いろいろ並ぶ中で、おいしいと思ったのが、これ。
「韓さんの生マッコリ」。
とてもきれいな味わいで、スムーズ。
フレッシュ感満際だと思ったら、なんと、山梨で造っているのだとか。
なぜ山梨?ときいたら、「富士山が美しいから」という答。
満点!
ちなみに、大久保の「韓国風居酒屋 生マッコリ屋」で飲める。

ほか、飛騨「天領どぶろく」、
兵庫明石の「明石鯛」の「イチゴ味のマッコリ」もよかった。

ある酒造メーカーさんの感想は、
「どういう状態で、どの段階で、出展するのか(発売するのか)が、
難しい商品だと思う」とのこと。
たしかに、出来立てと少し置くのと、生と火入れ商品とは、かーなーりー味が違う。
今日の出品酒の中で、妙に苦いものがあった。
新酒であり炭酸があるので、普通の新酒より余計に苦く感じる。


どぶろく&マッコリ、さて、この先どう発展していくのか、楽しみ。



♪♪♪

福島県産新酒発表会@プレスクラブ

さる1月25日、日本外国人特派員協会(プレスクラブ)にて、
福島県産新酒発表会が行われた。
通常の新酒の発表会ではなく、
東日本大震災と原発事故による影響と現状の報告会でもあった。
66社のうち51社が直接被害をうけ、
原発警戒区域の4社は立ち入ることもできないとか。
そのうちの1社は山形へ移転、ほか1社も改めて別の土地へ。
残る2社は酒造りをやめるという。
さらには、アジア方面への輸出もままならず、
厳しい状態であることが報告された。

驚くことに、同じ東北の宮城、岩手の清酒出荷量は、昨年比120%らしいが、
福島は100%に届くか届かないか・・・という数字らしい。
これは知らなかった・・・・。



多くの記者の前で発表したのは、
福島県酒造組合会長、末広酒造の新城社長だ。



酒には、米や水の放射能物質検査という厳しいチェックを受けた証明書がつく。



しっかり安全を打ち出した酒。
こんな風にしないと新酒が出荷できないこと自体、
なんだかとても不本意な気がするが、しかたがない。
ともあれ、「安全」にはお墨付きが出た新酒だ。

みんな、安心して福島の酒を飲もうよ!



♪♪♪

2012年1月22日日曜日

ペルー料理と日本酒「東力士」の会@ペルー大使館

ペルー料理と日本酒を合わせる会があり、
ペルー大使館に行ってきた。
日本酒とは、栃木の「東力士」。
なんでも、栃木県那須烏山市がペルーに中古の消防車を送ったことから、
官民での交流が深まっているのだとか。



ペルー大使のご挨拶。



島崎酒造社長のご挨拶。



で、ここから出されたのがペルー料理。
これは、山芋を使ったコロッケのようなもの。
ねっとりした中身。



餃子のようなパイ。
食べ応えあり。



これは有名なセビーチェ。
魚介のマリネだ。
ジャイアントコーンになる大きなとうもろこしの粒がおいしい。



こちらもムール貝のマリネ。



島崎酒造の人気銘柄洞窟熟成の古酒とよく合ったのが、
このミルクジャムが挟まったビスケット。
おいしい。




ずらりと並ぶ銘柄。
どれがどれと合うのかを提案してくれたら、もっとよかったのだけど・・・。



若いスタッフと島崎専務。
若い力が明日の日本酒を支えるのだね。


で、ペルー料理。
お客様でいらしていたペルー料理店オーナーの、
日系3世ペルー人の方に教えていただいた。
ペルーはいろんな国の影響を受け入れてきました。
料理にも、アメリカ、メキシコ、スペイン、アフリカ、
中国や日本など、さまざまな国のニュアンスを感じます。
誰が食べてもどこか懐かしいと感じる料理なんです」

とのこと。
なれば、日本酒もよく合うはず。

日本酒がますます世界に羽ばたいてくれる。

日本酒よ、太平洋を渡れ!



♪♪♪

2012年1月17日火曜日

(内輪の)日本酒勉強会@宝、やりました!

有楽町の「酒蔵レストラン宝」の個室にて、
日本酒勉強会を開催した。
(お仕事じゃなく、プライベートでね)

お料理10種とお酒9種、
極上のものを用意していただいた。



手書きのメニュー。
これでおいしさ倍増なのだ。
さすが「宝」。
うれしいね。



大人気の「獺祭2割3分の発泡清酒」(爽酒)で乾杯の後、
前菜アスパラ豆腐などの前菜。
さらには、お刺身盛り合わせ。
スダチ風味のひらめとは、華やかな「東洋美人の純米大吟醸」(薫酒)を。
ホタテ昆布締め・漬けマグロもおいしい。



飛騨牛と飛騨胡椒の焼き物には、
同じく飛騨の「久寿玉の特別純米」(醇酒)
旨みのバランスがとてもいい。



佐野名水豆腐には、山形省内の「大山 絞りたて生特別純米酒」(爽酒)
みずみずしい味わいのバランスがこれまたいい。
車海老の塩麹焼きに、「大七生もと純米」(醇酒)



宝名物「絶品コロッケ」。
中身は蟹がい~っぱい。



あわせるのは、京都丹後の「香田 特別純米」(爽酒)
香田の優しい味わいが大好き♪



もち豚の角煮には、岐阜の古酒蔵、「達磨正宗2003年純米」(熟酒)。
澱がかなりあった。
酒かす仕立ても新しい料理。



奈良漬クリームチーズ、キュルノンチェ、得月楼の酒盗、
牡蠣コロコロ煮、ばくらいの、酒肴盛り。
これには、「大分、西の関 秘蔵古酒 大吟醸」(熟酒)
酒が進む~~~。



しめには、きゅうり麺。
あっさりしていくらでも入っちゃう。
このあと、フルーツジュレには、高知「美丈夫 純米吟醸」(薫酒)を。
フルーツと大吟醸の相性は驚くほどいいのだ!



盛り上がるメンバー。



ちゃんとテキストを使って勉強もしましたー。
友田作成の日本酒テキスト。
ワインも焼酎もある。


また、やりましょう。
ご参加後希望・ご興味ある方はご連絡くださいね~。




♪♪♪

2012年1月4日水曜日

今年も、セイコガニの会、やりましたー。

新春3日から、東京にて、
「友田と一緒に!越前セイコガニを食す会」をやりましたー。
友田と一緒に・・・がポイント。
なぜならば、セイコガニには、おいしく食べる食べ方・手順があるから。
私が説明しながら、一緒に食べる。これがおいしいのですー。
今回の場所は、渋谷の沖縄料理店(←なんでやねーん)。



お酒は、福井の地酒「福千歳」の「蟹至福」!
山廃造りの旨みと福井の水で醸された優しい口ざわりが、
繊細なセイコの味わいをぐっと引き立ててくれる。
福千歳は、シンガポールでも大人気だった銘柄。
なにしろ「福千歳」という名前が縁起がいいのだ。
新年にもぴったり!



ちなみに、越前セイコガニは、ズワイのメス。
繊細でジューシーな身、濃厚で深い味わいの味噌、このバランスが最高!
この日は(・・・っていつもそうだけど)、
箸も蟹酢も使わず、そのままかぶりつく。
これが一番おいしいのだ。



再度、セイコを持ってニコリ&パチリ!
ご参加の方々には、人気シャツメーカー会長や人気出版社社長も。
おいしいものに敏感な感度の高い方々が集まった。
「おいしいもの好き」ならぜったいお勧めのセイコガニ。
次は、福井にズボガニツアーに行くぞー!



こちらは、福千歳が造る「ライス・ワイン」。


こちらは、大吟醸酒をベースにしたコスメ。
大吟醸酒かす石鹸と化粧水とクリーム。
東京の乾燥の季節には欠かせない。




♪♪♪