2011年11月23日水曜日

富士宮やきそばと浪江やきそば、違いわかりますか?

2011年22日23日と福井県坂井市で開催されている、
「ご当地グルメフェスタ」に参加してきた。
昨日の開会式、「ふくい食のアンバサダー(大使)」としてテープカットをさせていただいた。
福井のご当地グルメのほか、全国の人気B級グルメが一堂に会した。
もちろん、あのやきそばも食べたぞー。



きれいに晴れ渡り、ステンドグラスが美しい「ハートピア春江」の会場。


越前おろしそばのキャラ。「辛みちゃん」だったかな・・・・。
辛み大根のキャラだ。



100円10枚つづりのチケットで、各ブースから購入するシステム。


ひろ~い会場。
福井の11月に開催するには、ちょい寒いね。



まずは、人気の「浪江やきそば」にトライ。
この日、福井県坂井市から浪江町に「応援金」をお渡しした。



で、これ。
はじめて食べる。

「浪江やきそば」の定義は、麺が太い、ラード入り、

甘辛いソース。この日の麺はかなり柔らかく、

私好みではなかったが、お年配の方には食べやすくていいかも。

400円。



人気NO1の富士宮やきそば。



定義は、中太麺、とても腰がある、
肉カスの風味がインパクトあり、
キャベツたっぷりでしきしゃき。
残念なことに期待していた「鰯の削り粉」が少なく、
風味があまり感じられない。
今度食べるときは「たっぷりめに」とお願いしよう。
焼き方はリズム感あり見せ方上手。




「麺許皆伝書」などアイディア満載。
HP上の富士宮やきそば定義などわかりやすく表示している
→これ大事。
この日500円。




こちらも人気の「津山ホルモンうどん」



定義は、うどんであること。

牛ホルモン使うこと。油分あり。

ホルモンはやや噛み切れない。飲み込む。

うどんのやわこい食感とホルモンのゴム的な食感が

一緒になっているのが不思議な感じ。

600円と少々高かった。




四日市とんてき。
ボリュームあり。コクあり。


宇都宮餃子。ある意味、老舗ご当地グルメ。



福井の三國バーガー。



鯖江ドッグ。



越前おろしそばを代表する、
「あなたの蕎麦で辛み隊」が出店した「辛み蕎麦」。
マジで辛い。
大人の味。
だから、「R指定」なのだ。



私が御手伝いさせていただいている、
「越前坂井 うらら極味膳」50店舗のおすすめ膳。
1年間やっています。
福井に食べにきてね。




さて、

ご当地B級グルメ。

とくに、その地域の食材がメインというわけではなく(使うこともあるけど)、また、旬の食材を使うといった季節感も、基本なし。これが大きな定義だ。そのかわり、ボリュームと勢いがあり、味わいが濃厚で、油分があって、食べ応えあるものが多い。どちらかといえば主食になるものに人気があつまる傾向あり。「ご当地グルメ」「B級グルメ」は、いわゆる「郷土食」とは一線を画すものなのだ。

思うに、「郷土食」は長い食文化のなかで、伝統的にその地方の人に愛されてきた食であり味であって、突然違う地方の人が食べても「おいしい」と感じることは少ないかもしれない。その点で「B級ご当地グルメ」は、ある程度、誰が食べても「おいしい」と思え、そのうえ「なんだか楽しい」と感じられる味なんだと思う。

B1グランプリなどで入賞しメジャーになれば、何十億円という経済効果をもたらす。町おこし、村おこしにこれほど有用なものはない。

さてさて次の人気「ご当地B級グルメ」は、どこの地方から出てくるんだろう。

福井のご当地グルメもがんばれ~。




♪♪♪♪





2011年11月15日火曜日

コンチャ・イ・トロ、ラライン会長来日、ランチ試飲会

いまやイタリアを抜き、日本の輸入ワイン量第2位になったチリワイン。
お手頃価格でおいしいことを、日本国民もしっかり認識し始めたんだね。
さて、世界ナンバー2の自社畑所有率のビッグカンパニー、
コンチャ・イ・トロ社会長ドン・アルフォンソ・ラライン会長はじめ、
同社スタッフが来日した。
和食との組み合わせを体験しながらの試飲会に参加した。



右がラライン会長。
威厳があります。
今回は、マルケス・デ・カーサ・シリーズの紹介。
左はお取り扱いインポーター、日本リカー大久保社長。



マルケス・デ・カーサ・シリーズは、
1718年コンチャ家がスペイン王より与えられた爵位をたたえるために生まれた
伝統と由緒あるブランド。
このほか、
日本のワイン愛好家の間では、創始者の名前である「ドンメルチョー」や、
ロスチャイルド家とのコラボで生まれた「アルマヴィーヴァ」が知られる。
お手頃に楽しめる「カッシェロ・デル・ディアブロ」や「サンライズ」も人気だ。



テイスティングは、酸と樽香がしっかり感じられるシャルドネ、
写真のジューシーなピノノワール(日本未発売)。
この二つは、最近注目の沿岸地区リマリ・ヴァレーの冷涼な産地産。
ほか、タバスコのようにスパイシーで魅力的なカルメネール、
しっかり渋みを楽しめるカベルネ、
若いせいかいまだ開ききっていないシラー(日本未発売)、
それに、この日一番魅力的に感じた果実味ののったメルロー。
これらがすべて2000円台で買えるというところが、すごい。



あわせるのは、この日の会場であった帝国ホテル、
なだ万の御弁当。
ワインのカジュアルさとはちょっと差がある感じだけど、
和食との相性は、たっぷり体験できる。
ラライン会長は、お箸が苦手のよう。
とてもチャーミングなのだ。




この日おいしく感じたメルロー。
和食なら、やはり純粋にお肉の照り焼きなどがいい。
甘辛い味わいともきれいに同調する。

酸っぱくてスパイシーななんとも不思議な香りを放つカルメネールは、
和食なら、辛みをきかせたもの、スパイスをきかせたもの、
ウナギの蒲焼や唐辛子をたっぷり使ったやタレの焼き鳥など。
いや、いっそ、韓国料理かもしれない。
甘辛いサムギョプサル、辛みと出汁がきいたカムジャタンとか。
すごく合うと思うなぁ。





♪♪♪

クリムトのスパークリングワイン

ますます、オーストリアワインが好きになっている。
フランスワインのエレガントさ、
イタリアワインのカジュアルさ、
ドイツワインのみずみずしさ、
を併せ持ってる許容量の広い味。
それに、和食との相性もバツグンだ。

この日、オーストリア大使館で御披露目が行われたのは、
シュルンベルガーのスパークリング。
とくにグスタフ・クリムト生誕150年を祝う、
キュヴェ・クリムトは、きめ細かい泡と柔らかい酸のバランスがよく、
アルコールも控えめで、私好み。
12月1日発売のPENにも掲載予定。

ただし・・・。




美しいボトル。



この日はロゼもあった。
接吻・・・・。



大使館のお迎えもインポーターさんの対応も、
お忙しいのか、慌しいのか、心に響くものがない。
悲しかったな。
外は冷たい雨だったし。


でも、ワインに罪はないのだね。





♪♪♪

4.5気圧の超エレガントなシャンパーニュ、ベスラ・ド・ベルフォン

通常のシャンパーニュの泡は6気圧。
しっかり存在感がある泡を自然に生み出す技術力がこれでわかるのだ。
ところが、このベスラ・ド・ベルフォン社のシャンパーニュは、4.5気圧。
この柔らかく繊細なナチュラル・バブルを生み出すには、
また別の特別な技術と感覚が必要になる。

炭酸の強い飲み物が苦手な私としては、
この繊細かつなめらかで優しい泡のシャンパンは、
もう、これぞ、好みっといえるバランスなのだ。



今回来日した同社輸出担当のティエリー・ウォラート氏。
シャンパンの味わい同様、エレガントでステキな紳士だこと。
彼によると、「なぜ4.5気圧という味わい造りになったかは、
食事に合わせて、口を疲れさせず、お腹も張らず、
飽きない味わいにしたため」とか。
1900年代初頭、パリの高級レストランの
「食事に合わせて飲めるシャンパンがあれば、
すぐに1000本でも購入する」という要望に答えたもの。
アラン・デュカスをはじめ世界のトップクラスのレストランで使用されている、
ガストロノミー・シャンパンなのだ。

実際に味わってみると、
たしかに、とても柔らかい泡がクリーミーで心地いい。
でも、持続性があり、たっぷりとした酸味とバランスがとれ、
アフターには香ばしさも感じられる。
日本人の舌にも体にも合う感じ。

おいしい。
シアワセ。



この日饗されたのは、
ピノムニエの使用比率が高い、
「キュヴェ・デ・モワン・ブリュット」、
「キュヴェ・デ・モワン・ブリュット・ロゼ」。
それに、シャルドネ100%の、
「キュヴェ・デ・モワン・ブロン・ド・ブロン」。
場所は、六本木の「ブラッセリー・ヴァトゥ」。



4.5気圧とはいえ、しっかりと沸き立つ泡は、持続性もある。



フルーツトマトがたっぷり添えられたカルパチョ。
新鮮さのハーモニーがすばらしい。



ブロン・ド・ブロンは、ホタテのサラダと。
柔らかい泡と引き締まった酸は、レモン代わりになり、魚介の甘さを引き出す。
さくっと揚がった天ぷらとも、きっと、いいと思うなぁ。



ロゼには、肉料理。
ムニエの多いロゼは、やはり柔らかく疲れない。
本当に私好み。
和食にもよく合いそうだ。
焼き魚、煮物、鍋、そうだ、越前ガニにもとても合いそう。

ああ、福井のカニ料理店やカニ料理旅館に、教えたいっ。

ボリュームとリッチさとパンチを追求したシャンパンも魅力があるけど、
今一度、こういう繊細さで疲れない味わいのものも見直したいなと思う。




♪♪♪

最も知られているシェリー、ティオ・ペペのゴンザレス・ビアス社

ワインに詳しくなくとも、「ティオ・ペペ」という名前を聞いたことのある人は多いと思う。
そう、スペインのシェリーだ。
「ティオ・ペペ」は、シェリーの代名詞といってもいい。
このたび同社の会長はじめスタッフが来日。
会長らとともにシェリーやワインを、和食に合わせて試飲を行った。



とてもスマートなゴンザレス・ビアス社マウリシオ・ゴンザレス会長。
スペイン国内に6箇所のワイナリーを所有している。



今回来日のスタッフ。
皆さん和食が大好きで箸の使い方もお上手。



ぐっと冷やし目の「ティオ・ペペ」のフィノに始まり、
カバ、リオハの白、赤と続く。
料理は全日空ホテルの和食「雲海」の懐石お弁当。

昔、シェリーは酒精強化ワインだから、
アルコールも20%くらいあるのが普通だった。
しかし新たにこの日知ったのは、
今はアルコール15%程度に調整しているということ。
う~ん、シェリーの世界も低アルコール化に追随しているのね。
たしかに柔らかい舌触りで、アルコールのつんつんした感じはない。

シェリーは、フロールとともに長い熟成をすることから生まれる、
香ばしさがあるワインだから、和食の中でも生ものより焼き物など、
火を通したものとの相性がいいように思う。
香ばしさが綺麗に同調する。

酸が穏やかなカバは、甘みのある野菜の天ぷらと。

ゴンザレス・ビアス社ベロニア・ブランドの赤は、
リオハのワインとしては比較的柔らかめだけど、
それにしても、リオハらしい濃厚さもある。
これには、甘辛く濃い目に煮付けた魚や肉の煮物。
関東の味、もしくは九州の味にしっくりきそうだ。



庭に飾られたボトル人形たち。
かわいい。
なんとも日本庭園にはまっている。


日本は数年前から、空前のスペインバル人気で、
スペインワインの輸入は右肩上がりだという。
人気の理由は、ワインがおいしくてお手頃ということもあるけれど、
小皿のつまみをちょっとづつつまみながら飲むスタイルが、
日本人の飲食感性に合うからだと思う。

それに、本格生ハムセミナーに行ったときに、
スペイン人の先生が言っていた、
「ハムの脂分をおいしいと感じるのは、スペイン人と日本人だけだ」とこの感性も重要。
他の国は脂は健康の大敵と敬遠するのだとか。
なるほど・・・なのだ。

スペインワインと和食、可能性はまだまだ広がると思う。




♪♪♪

2011年11月12日土曜日

世界一おいしい、福井県池田町の「うららの米」コシヒカリ

コシヒカリの生まれ故郷は、我がふるさと福井県。
県内のあちこちでおいしいコシヒカリが作られているけれど、
この池田町の「うららの米」は格別においしい。
香り、甘さ、粘り、あっさりさ加減、後味の長さ、飲みこんだあとの余韻、
などなどがすばらしい。



これが噂の「うららの米」。
うららとは、福井弁で「私たち」の意味。



我が家は土鍋炊き。
ふっくら具合が違うのだ。



炊いたあとは保温のためにジャーに。
きれいなおこげが香ばしい。
決して苦くないのだよ。



おすすめは、おにぎりー。
おにぎりー。
おいしい温かいおにぎりー。



この「うららの米」、何がどう違うのかは、こちら。
→http://www5.ocn.ne.jp/~urala/kome/kome.html


購入も出来るよ。




♪♪♪

2011年11月1日火曜日

銀座で稲刈りをしたのだ

銀座のまんまん中で、稲刈りしてきただ。
この季節毎年恒例になっている(と思う)、
銀座5丁目の白鶴ビル屋上で栽培されている、
稲の収穫をお手伝いするのだ。
米は、酒造好適米の「山田錦」。
さっすが白鶴。



案山子さんと一緒にパチリ。
真っ青な空で稲刈り日和だね~。
バックには銀座三越が~。
そうここはまぎれもなく銀座なのだ。




おっと、稲刈りには不釣合いなお着物姿。
銀座だから稲刈りにもクラブのママが参加するのかって?



そーなんです。
まさに銀座のクラブのママが参加するのです。
美しい着物に、長靴なのだー。
とは言え、ただたんに参加しているだけではない。
彼女、白坂亜紀ママは、銀座緑化運動の最先端を走る人。
みつばちから蜂蜜を採る作業(銀座ミツバシプロジェクト)にも参加している。
その銀座の蜂蜜は、銀座界隈のバーで、
「ハニーハイボール」となって、提供されているのだ。



豊作、豊作。
ここには、全国の農作物が植えられている。
もうすぐ、ここには福井県の県花「水仙」や、
甘いミディートマト「越のルビー」が植えられる・・・はず。
楽しみ♪


収穫後には白鶴の日本酒で乾杯!
こんな日はカップ酒もうまい。





♪♪♪