風光明媚な兵庫県北部、日本海に面する位置する「但馬」・「香住」地区は、海の幸、山の幸、川の幸、里の幸の宝庫。
おまけに、生真面目に手作りする良質の地酒「香住鶴」がある。
ゆったりと温泉につかり、おいしい旬の幸とやわらかいうまみのある香住鶴を楽しめる、お勧めの観光地だ。
ここで、旅館・民宿・飲食店・酒販店の方々向けに、旬の料理と地酒のおいしい組み合わせを、いかにお客様にお勧めするかを試食&試飲とともに体験・体感していただく講習会を開催した。
もちろん最終目標は、各お宿・お店の飲料部門売り上げアップ。
題して、『料飲店様元気アップ作戦!』。現地香住にて二日間にわたり約70名の方に受講いただいた。ご希望の方は“日本酒ナビゲーター”の資格も取得できるお得な講習会だ。
まずは、旅館・民宿・リゾートホテルにとって、いかに「飲料」が有用な商材かを知っていただく。料理には力を入れるが、お酒は無頓着というお宿が実のところ結構多い。これ、とってももったいないのだ。
続いて、日本酒の現状と商品特性を勉強していただく。これを知るだけ、いかに地酒を売ればいいのか、どういう売りのポイントがあるのかをご理解いただけるはず。
ご参加の方々はみなさま熱心。お酒が飲めないという方ももちろん参加。だって、「お酒が飲める」「お酒が飲めない」は、お酒を売ることと関係ないのだから。お酒が飲めない人こそ、お酒を売るチャンスを持っているのだ!
サービススタッフ用のアンチョコ・パンフレット。旬の食材とどの銘柄が合うのか、どのようにお勧めしたらいいかのセールストーク案がコンパクトに記載されている。こういう「使える」ツールを作成するなんて、地酒「香住鶴」さま、本当にすばらしい!
講習の後半は、実際に料理とお酒を合わせて体験&体感していただく。これが重要。松葉ガニの焼き蟹にはこの銘柄、但馬牛のサーロインステーキにはこの銘柄(お肉にも地酒、ばっちり合う)、白イカにはこの銘柄・・・・、とこの日は7種類の料理と12種のお酒をご用意。もちろんお燗も。さらに、お勧めの酒器のお話もプラスした。
ご参加の方からのお声やアンケートには、「勉強になった」「初めての体験で驚いた」「売り方のポイントがわかった」「もっと勉強したい」「スイーツとお酒が合うことを始めて知った」などうれしい感想が。これが現場で生かされることを願っていますー。
観光客にとって、旅の楽しみはなんといってもその土地ならではの「食と酒」。
お客様をお迎えするお宿には、おいしい地元の旬の料理とその土地の地酒を、上手にお勧めしていただきたいもの。それが、ひいては売り上げアップに結びつくのです。
全国の旅館・民宿・リゾートホテル、さらにお蔵元様、そのことに気がついてくださいねー♪
お手伝いいたします。