1993年設立の「六三会」。年に3回~6回程度開催されるがすでに120回以上の講演会を行っている。会の主旨は、『講演会、体験会を通じて社会人としての人格、教養を高め、文化活動、奉仕活動をおこない社会に貢献し、会員相互の啓発、親睦をもとに郷土の繁栄と人間の幸福を築くため設立された」会である。
しかし、素敵な紳士の会なのだ。今回は1回目の日本酒の会に続き2回目。ありがたい。
会場はシェ・サカイ。ジビエ料理を得意とする本格はフレンチのお店。
今回はワインに合わせて無理をお願いし、料理をご用意いただいた。フランスでの経験も豊富なシェフとカジュアルながら丁寧にサービスしてくれるお店。安心してフレンチを楽しめそうだ。
今回はテキストを使って基礎的なお話をする。題して『今までの常識は非常識、ビジネスにもプライベートにも役立つワインマナ講座』である。ワインの種類、歴史、造り方、間違いだらけの保存方法、賢い買い方選び方、ヴィンテージって何? そして料理との組み合わせ・・・などなどをお話しする。
そして「正しいホストテイスティングの方法」をご紹介。男性方はレストランで味見をするときがある。その際のポイント、裏ワザをご伝授する。
みなさん真剣にテイスティング。こんなに真剣にワインを飲んだことがいまだかつてあったでしょうか・・・・。ジュルジュルジュル~~~。
今回は、軽い白、重い白、軽い赤、重い赤、甘口の赤をブラインドテイスティングする。「どなたかワインを当ててみてください!」の質問に、はいっと手が上がり、みごと言い当てる! やるね~~、福井の紳士。
さて、講座が終わればお食事タイム。
シャンパーニュとカバの味比べもする。なにしろ盛りだくさんなのだ。
お食事中にはお席を回る。大きな声では聞けない質問(どんなんだ)などをお受けするのだ。
シャンパーニュ、カバに合わせ軽快な前菜。12時間シャンパンに漬け込んだサーモンマリネとグジェール、アワビの白ワイン煮、ポワブロンソース。
甘酸っぱいドイツワインに合わせて。福井県産ジビエのパテ、高層入り田園サラダ仕立て。
樽熟してしっかりコクのあるカリフォルニアのシャルドネに合わせて。ローストポーク春野菜添え、粒マスタードソース。
軽めで渋みの少ない赤ワインに合わせて。オコゼのティアン、赤ワインとバルサミコ風味のソース。
しっかりコクのあるイタリアの赤ワインに。勝山産ジャージー牛もも肉のラグー。フランスマグレキャナールのロースト。さすがの一皿。
ポートワインにブルー・ド・ラカイユ(ブルーチーズ)、ガトーショコラ、シナモンのアイス添えベリーソース。しっかり満足のフルフルコース。
ワインは、シャンパーニュ、カバ、ドイツの白、カリフォルニアの白、日本の赤(マスA)、イタリアの赤(キアンティ)、ポートの7種。飲み応えあった。しかし、追加ワインもたっぷり。飲みます、みなさま。
最後まで品よく、しかし楽しく、ワインと料理を楽しんでいただいた六三会のみなさま。素晴らしい会におよびいただき心より感謝いたします。ありがとうございました。福井のワインシーンがますます素敵なものになりますように。
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