越前焼は、日本六古窯のひとつ。
なかでも、自身の土地からとれる土を使い、その土地で焼くのは、今や越前焼のみだとか。
さらに、鉄分の多い粘りのある緻密な土で作るため、極薄の超軽い「陶器」に仕上がるのだ。
そう、まるで磁器のような、いや、まるでガラスのような・・・・。
だからこそ、繊細な日本酒を飲むための酒器を作りたいと考えた。
まさにわがふるさとが世界に誇る伝統工芸で・・・。
で、今回は越前焼の若手作家先生4名と日本酒専用カップを作っている。
秋には発表できるように準備中。
越前焼工業協同組合HPはこちら。
6月初旬、先生方にお目にかかり、話し合いをしてきた♪
まずは「宗山窯」の宗倉克幸先生。
宗倉先生、発想がめちゃおもしろい。
底が「起き上がり小法師」みたいにころんころんする酒器。
「だって、ワイングラスはみんなぐるぐるするでしょ。自然にぐるぐるなるようにしてみた」と。
な~るほど。
こりゃすごい。
こちらは乾燥中。焼きあがったらさてどうなるか・・・・。
つづいて「国成窯」の前田和伸先生。
窯元さんの天井にはツバメの巣が。
こちらは焼きあがった状態。
瑠璃色のデザインがすごくいい。
これで日本酒ボトルが作れないものだろうか…。
続いて「光窯」、司辻健司先生。
先生にはすでに「友田晶子セレクシオン 美味平盃 ~ふくいく~」を作成いただいている。
見よ、この薄さ! 繊細さ!
驚きの感触なのだ。
ふくいく・・・・↓これですね。
楽天で好評発売中!(宣伝でごめん)
最後は「豊彩窯」の吉田豊一先生。
すごいのはこの薄さをろくろのみで仕上げるところ。
削り上げる手法より難しいのだとか。
溜息・・・・。
当日はメディア取材もあった。
なんかしゃべっています。
福井新聞にも掲載。
まずは地元に方々にも知っていただかなくては・・・・なのだ。
しかし、難しいのデザイン。形。
ワイングラスのようにチューリップ型にして、日本酒の香りも楽しんでもらいたい。
しかし、焼き物をチューリップ型にすると、どうしても「湯呑」みたいに見えちゃう。
そこんところがむずかし~のだ。
先生方のセンスに期待っ♪
中間お披露目は7月29日になりそうだ。
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