第1回「越前・若狭~世界に誇る旬の食材と麗しき地酒の饗宴~ with ふくい食のアンバサダー」を開催した。
11月の越前ガニ解禁から春にかけて、おいしいものが続々登場する福井県。さらに、それに合わせて麗しき日本酒が旬を迎える季節。この時期の食と地酒を、東京の「食に感度の高い方々」にご体験いただこうというのがこのディナーイベントの趣旨だ。
また、「國酒」でもある日本酒を、本格フレンチとともに、ワイングラスで楽しむスタイルも今回の大きな魅力。このスタイルは「ふくい食のアンバサダー」を委嘱していただいた時からのアイディアだった。この日は、十分に研究と試食(!)を重ねた同アンバサダーの三國シェフとともに、50名のお客様を迎え、華やかにスタートできた。
四谷のオテル・ドゥ・ミクニのライティングの美しいパーティー・ルーム。静かにお客様を待つ。。
オテル・ドゥ・ミクニの特徴はオープンキッチン。奥からは三國シェフの怒号(!)が聞こえる。料理の期待が高まる。
今回はとにかく本格フレンチスタイル。地酒を飲むグラスもすべてワイングラス。でも、ひとつだけお燗を出す。日本酒の楽しみはお燗でもあるから、だ。器は越前焼。薄くて軽い繊細な平皿型の酒器を司辻(かさつじ)先生にお作りいただいた。かなり特別なものだ。越前焼は日本六古窯のひとつ。歴史ある焼き物なのだ。この日は、ひとつ1,000円にて販売も。通常価格2,000円とも3,000円とも言われる酒器も今日は特別なのだ。
越前ガニはどうしておいしいのか、隣県のカニとどう違うのか、福井の酒の味の特徴は? 他県のお酒とどう違うのか…などを説明する。県民食の「越前おろしそば」「ソースかつ丼」も、もちろん!ご紹介!
「若狭の梅酒のソーダ割り」のウエルカムドリンクを飲みながら聞いていただく。お客様もしっかりと耳を傾けて、今から出てくる料理の期待値をあげっ・・・なのだ。
本日のメニュー。紙は、越前和紙。繊細で品格あるメニューになった。
本日の飲料メニュー。乾杯は白山ワイナリーの小公子スパークリング。赤ワインの発泡酒だ。ピンクの泡が美しくとてもジューシーな逸品。福井にもワイナリーがあることを知ってもらいたい。乾杯のご発声は同アンバサダーの奥村傳氏(ポプラ社)。
お酒のラインナップ。
前菜には、一本義久保本店「宴日和」、昆布クルトンのクリスピーさと発泡清酒が爽やかな相性。
カニには黒龍酒造の「黒龍・大吟醸・龍」。華やかさの相乗効果だ。
野菜たっぷりの寒ブリしゃぶしゃぶには、みずみずしい「白岳仙 純米吟醸 奥越五百万石」。
若狭牛には飲みごたえある南部酒造「花垣 米しずく 生もと」。これをお燗でお出しした。米の旨味と牛肉のバランス、さらにお燗の熱さが脂っけを荒い流してくれる。
福井産シェーブルチーズには、真名鶴酒造の「奏雨(SOW)」。アルコール低めで甘く優しい味わいがチーズのミルキーさとマッチ。
福井名物、冬に旬を迎える水羊羹とスイーツ盛り合わせには白龍酒造の「貴醸酒」。まるでソーテルヌような甘さを持つデザート酒だ。
どうだ、この、福井の酒のバラエティは!
魅力的な料理。和の食材だけど、料理も提供方法も本格フレンチに仕上げてほしいとは私の希望だった。
潮の香り満載の美しい前菜。
はい、きましたー、最初のメインともいえる、三国港・越前ズワイガニとセイコガニのグラチネ、敦賀みかん風味。みかんを入れるのが驚きだ! 足の身もすべて出してある手間!!
福井・寒ブリのシャブシャブ風 越のルビーと昆布の旨味仕立て、コシヒカリのリゾット、福井産野菜(谷田部ネギ、水菜、大根、オレンジカリフラワー)、越前こたけと原木しいたけ添え。
寒ブリの脂がのっている…。
若狭牛ロース肉のポワレ、金時草のフリット、つまみなのブランシール、3年後の花ラッキョウの赤ワイン煮、上条里芋とそのピュレ、河内かぶらと青大根と紅大根のクリュディテ、地がらし風味の赤ワインソース。
見た目も美しい一皿。
チーズは、TAKARAチーズ工房シェーブルチーズ、あわら産干し柿と越前柿のタタン添え。デザートは、大沼養蜂園からす山椒蜂蜜のカステラ、貴醸酒・白龍のアイスクリーム、久保田の水羊羹。
盛りだくさんだ。
食後には、アンバサダー3人でプチトークショウ。福井の良さをたっぷりとお伝えした。また、今回のディナーは、チャリティも含んでいる。そのあたりの説明もちょっと。「福井のことが好きになっちゃった」とか「福井へのツアーを企画してほしい」などのうれしいお言葉も頂戴した。ご参加の方々皆様ありがとうございました。
<おまけ>ディナー後には、各社メディアの方々に取材をしていただいた。遅くまでありがとうございましたー。
さて、第1回の今回。毎年恒例にしていきたい。福井のおいしい食と酒、たくさんの方にご体験いただきたい。来年に、こうご期待!
詳細を掲載いただいたメディア様は以下。
「Food Life 2013年1号」は、両面見開き。写真も美しい!
「料理王国2月号」。記事風に紹介。ありがたい。
●関連ブログはこちら!です。
ズボガニツアー、リポート!
三國シェフとともにテレビ出演!
史上最高の献上ガニを食す!
正調!セイコガニを食す会!
越前ズワイガニを食す会@東京!
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