2011年1月31日月曜日

コント・ラフォンが、新ブランド、ドミニク・ラフォンを作った(ラフォンディナー@吉兆の思い出)

先日都内で開催されたベリー・ブラザーズ&ラッド社主催のブルゴーニュセミナー。
とても勉強になった。
新しい情報としては、あの「コント・ラフォン」が、
新しいブランド「ドミニク・ラフォン」を立ち上げたこと。
ラベルはこんな感じ。

ドミニクの「D」とラフォンの「L」をロゴにしている、
とても印象的なもの。
裏ラベルも、これの小さいバージョンでとてもかわいい。
エレガントでありながらちゃんとしなやかな骨格があるタイプで、
ラベルとともにとても印象的な味わい。



この日は同社専属マスター・オブ・ワインの説明とともに、
ベリーズ・ブラザーズ&ラッド社お取り扱いの、
ブルゴーニュワインのテイスティング。
けっして、コント・ラフォンの会ではない。



しかし・・・・。




思い出すのは、2008年4月に行われた、
吉兆(ホテル西洋銀座店)での、コント・ラフォン・メーカーズ・ディナーだ。
ラフォン氏と他16名の贅沢な晩餐。
ワイン同様、とてもエレガントなラフォン氏。



ビールもスパークリングもなしで始まる。
最初は、
Macon Villages 2005年と Macon Milly Lamartine 2006
とても凝縮感のあるマコン。



「膳菜」(前菜ではない)は、「パレット皿八寸」。
ラフォンワインに合わせてか、しっかりとした味付け。



「お椀」として、鯛しゃぶ。
若布と新たまねぎもしゃぶしゃぶする。
今日の若布はやや柔らかめ。



「造り」は、中トロのにぎり。
吉兆店主の湯木氏から「お寿司とワインの相性はどう思われますか?」の質問に
ドミニク氏「お醤油は味わいが強くパワフルなので、赤ワインが合うように思う」
と。
付け合せのガリは、ムルソーにすごく合う。
そういえば、私のフランス語の先生ドラは、このガリが大好きで、
丼いっぱい食べてお腹をこわした人。
海外の人に「ガリ」は大人気だ。ワインにもう合うから?




「揚げ物」で、稚鮎の「焼揚」。

焼いて揚げてあるのか?しっかり香ばしさが出るまで揚げ焼きするのか。

「青柳」と同じ手法のよう。

鮎はやはりこのくらい香ばしいほうが絶対においしいと思う。

フランス人のドミニク氏も「苦味が残るところが印象的」と。



ヴォルネー。すごい紫色。
ちなみにドミニクは、ヴォルネーなら80年代が飲みごろ、
ムルソーなら少なくとも
510年たたないと飲み頃ではないと。
956年あたりからビオ・ディナミに切り替え、そこから口あたりが優しくなったと。
それ以前のがっしり濃厚な味わいを懐かしむオールドファンも多いとも。

また、日本輸出用は、しっかりフィルターをかけており、
それ以外はノンフィルターである・・・という噂はまったくウソらしい。
ムルソーの瓶詰めは
1日で完了させるため、日本用とか国内用とか分けている時間はないのだそう。
ラフォンマニアの方、いかがでしょうか?
ドミニク氏は横にいる営業担当ポール氏と、
「ほら、この噂がまた出たヨ、日本に来るとこの話が出る、ちょっとまずいな、ちゃんと広報しなきゃな」
・・・みたいなこと、コショコショとお話ししてました。



「焼物」は、黒毛和牛ローストビーフ、わさび温野菜、ふきのとうみそ別添え。
し・も・ふ・り・・・である。
ヴォルネーに合わせて。
わさびをたっぷりつけるならムルソーもいい。

付け合せのジャガイモとアスパラの炒め物は家庭料理的。



「焚合」の焼竹の子。今日は全体的に濃い目の味付けのよう。
ワインに合わせてという気遣いか。



御飯」は、ふかひれ姿煮ごはん、すっぽんスープ仕立て。

ゴージャス。

美味しい。

聞けば、本日のこのフカヒレごはんは薄味仕立てだとか。

ほかが濃いのでここで調整したか。私はこのくらいがいい 



桜のブラマンジェと桜餅とお薄でシメ。
まことに春らしいコースでした♪




本日のラインアップは、
最初のMacon2種と、
Meursault Clos de la Barre
 2004
同  2001
Meursault Perrieres
  2000
Volnay Santenots (Magnum) 2005

1997
・・・の7種類。






最後は調子にのって、こんな感じで撮影。
「フランス男性は、美しい女性と撮影するときはこうやって撮るんだよ」とラフォン氏。
超恥ずかしい。恥ずかしすぎる。
そういえば、昔お世話になったボルドーのオーナーと写真を撮ったときも、
まったく同じことをおっしゃった・・・。
さ、さすが、フランス人。



ともあれ、こちらで、ハイ、成功。



この会は、(株)エノテカの主催だったもの。
コント・ラフォンは、いつ飲んでもすばらしいワインだ。
今度の新しいドミニク・ラフォン・ブランドは、
ベリー・ブラザーズ&ラッド社のお取り扱い。
こちらも楽しみなシリーズだ。




♪♪♪

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