2009年1月27日火曜日

ワインと料理の相性、教科書鵜呑みは、もうやめよ!

お酒と料理の相性・・・、最近とみに感じますが、案外、教科書どおりではないんでないか。
勉強会をやりましたが、意外な組み合わせで、おいしいもの、結構ありますね。
今回は、「日本酒、ワイン、焼酎」と「魚、肉、野菜料理、汁物」がどう合うか・・・を真面目に検証しました。


本日の料理は、
〆さば(ポイントは酢と生臭み)、
鰤の照り焼き(焼き魚の香ばしさ)、
大根の煮物(大根のみずみずしさと出汁)、
豚の角煮(肉と脂分)、
それと、鯛の潮汁(汁物)。



お酒は、白ワイン、赤ワイン、吟醸酒、山廃酒、芋焼酎、泡盛の6種。
参加者は真剣です。集中しないとね。
アキコが感じたおもしろい相性は、
①汁物とは、やはり日本酒。ただ、白ワインもいい。まるで柚子をプラスしたような風味になる。もしかしてイケル? 味噌汁や豚汁みたいな濃いものだと芋焼酎、海草たっぷりだと泡盛もよさそう。想像力も重要です。
② 〆鯖は、うう~~ん、吟醸酒かな。
白ワインとも案外良い。ワインの教科書には「酢酸」と「フルーツ系の酸」(ワインの酸)とは合わないと書いてあるけれど、案外そうでもないみたいよ。酸味が複雑になって悪くない。教科書、もう、あんまり鵜呑みにしなくていいと思うよ、ソムリエはじめ業界のみんな! お醤油があれば芋焼酎もいいかも。
③鰤照とは、赤ワイン。生臭みが消える。照り焼きの濃さとも赤ワイン。山廃もいい。
④大根は出汁のおかげか、吟醸山廃どちらもよし。日本酒だと出汁が生きる。白ワインは、大根がピクルスみたいになった。
⑤豚の角煮、案外白ワインがおもしろい。けど、泡盛が豚肉そのものの風味をぐっと引き出す。肉だけど白ワインともいい。全体にサッパリする感じ。


ね、教科書どおりじゃないでしょ。
関係の皆様、一度、頭をすっからかんにして、相性体験してみるといいですよ。
「おら、ワインとか相性とか、マリアージュなんて言葉、なんもしらね」という気分で、やってみるのです。新しいことが見えてきますよ。
↑ご参考にしていただければ幸いです。






♪♪♪

2009年1月25日日曜日

27日までやってる、福井物産展@新宿京王百貨店


これ毎年恒例の物産展なんですねぇ。
わが故郷、福井のおいしいもの展。
昔、私、お手伝いしたことありますのよ。
越前カニの楽しみ方をお話したのよ。
あれ以来、呼んでいただけませんね~、京王さん。さびしいわ。
久しぶりにのぞいてきました。
すんごい人。うれしいね。
しかし、「ふくい食のアンバサダー」としては、じっとお客の立場でいるのはつらいかったぁ。
そこここのブースの前に立って、あれこれ説明したくなっちゃったよ。

あと、会場が暑すぎる。
これは、建物のせいでどうしようもないんでしょけれど、うう~ん、オシイ。
暑いせいで、もう1つ2つ買って帰ろうと思うのが、「ああ、もういられない、ゼイゼイ」となってしまう。
実にもったいない。






目玉はいろいろあけれど、関東在住の方には「カニ」と「魚」でしょう・・・かね。






ズワイと水ガニ(=ズボガニ)。こりゃ、並べているだけじゃぁ売れないだろうねぇ。
ズボなんか、本当においしいけれど、百貨店の客さんにとっては何がなんだかわからないだろうから。ズボは、福井に来て、茹でたてを食べてもらいたいが・・・。






鯖の浜焼き。
「あ、これ、NHKの朝ドラでやってたやつぅ」と指差す人多し。
私の友人も「テレビで見て食べたくなった」っていってたもんね。
これはインパクトあるでしょう。
国産鯖とノルウェー産鯖と、ちゃんと書き添えられているのもうれしい。
おばちゃんに聞いたら「国産は身がしっかりしている。ノルウェーは脂が乗っている」と上手な説明をされてました。
ご~か~く。






福井が誇る「ヨーロッパ軒」のカツ丼。卵なんて使わないのよ。
キャベツ? ノンノンノン。
オリジナルのウスターソースがたっぷりかかったさっくり薄手のカツが基本。
丼としてパーフェクトのバランスです。






パンのキムラヤ。銀座の店ではありません。「大福あんぱん」がウリ。
ふふふ、お知り合い。お疲れ様ですね。






ブリオッシュ生地にくるまれたアンコと大福もち。
ふわりと柔らかくて、もっちりと噛み応えがある不思議な食感。






甘いもの好きの人にはGOO~。






浜焼き鯖。これは小さいもの。焼き立てじゃなくてもおいしい。
これは国産鯖。
ノルウェー産の脂は、なんだかサラダオイルみたいで、アキコは好きじゃない。
そのままむしって食べるのよ。
しょうが醤油もおいしいらしい。あとでやってみよう。






最近は「焼き鯖寿司」が有名になって、たっくさん食べたけど、うう~~ん、やっぱり、酢〆の昔ながらの鯖寿司が、結局、アッサリしていいかなぁ。
だって、「焼き鯖寿司」、なかには、上からサラダオイルかけたのか・・・と思うくらい油っぽいヌタヌタのどろどろがあるからねぇ。
脂が乗ってりゃいいってもんじゃない。






うつくし~ね~。これも国産鯖。
端っこの身がちょっと折曲がっているのがいい。
着物っぽいでしょ。粋です。







あられちゃん。
昔は、薄く切って乾かしたお餅をストーブでよく焼いて食べたなぁ。「かきもち」とか言ったかな。
香ばしくて、お米の旨味があって、おいしかった・・・・。
そうそう、お正月のお餅も、どうもおいしいものがなくて、あたしゃ、すっかり餅嫌いになっちゃった。
昔ながらの福井のどっしりむっちりと糯米の旨みや甘味や重量を感じるお餅、食べたいなぁ。




栃木応援団の「U字工事」には負けてらんないからねぇ~。
ごめんね、ごめんね~~っ。




♪♪♪











2009年1月23日金曜日

超カッコイイ、お寿司屋さん、武蔵@南青山

日本酒界の販売リーダー、はせがわ酒店の長谷川社長とお寿司屋さんに行ってきましたー。
この店が、またカッコイイのだよぉ。
場所は南青山。
骨董通りから路地を入った裏通り。
名前は「武蔵」。
オーナーの名前が武蔵さん。
知る人ぞ知るって感じ。
ご一緒したのは、大大大好きな、大分の麦焼酎「兼八」の四ツ谷さん。
むっちゃうれしい&おいしい夜でしたぁ。






場所はちょいわかりにくいけど、看板があります。






お店は地下。階段から見える店内。お洒落な造りです。






チョコチョコ出してくれるおつまみが、んっま~い。
お酒は、九平次や御湖鶴など、もちろんはせがわ酒店お取り扱い銘柄。






〆さば。御湖鶴のお燗にぴったり。
冷酒派だった長谷川社長、最近めっきりお燗好きになったとか。
やっぱ、お燗はおいし~よ~。体も楽だしね。






武蔵さん。渋めのイケメンですな。














小ぶりでしゅっとしててシャリは固め。おつまみにもなるお寿司。
むは~、おいすぃ~。
ワタシは飲みながらつまめるお寿司が大好きだぁ。
お寿司屋さんで長居は野暮といわれるけど、ふん、関係ないもん。
おいしいおつまみと握りがあれば、もう、いつまでも飲んだり食べたり出来ちゃうんだもんね。
しかし、目の前で、お刺身や焼物や炙りや煮物なんかをちょっとづつ出してくれる、それもライブで(!)、話もしながら(!!)・・・・というお寿司屋さんのシステムってすごいと思いませんか? 
こんな形態、世界中のどこを探してもあんまりないと思うなぁ。
ああ、お寿司バンザイ!なのだ。




四ツ谷さんとパチリ(暗くてよく見えないが・・・)、ごきげんちゃんデス。
♪♪♪♪♪

2009年1月20日火曜日

このっ、金髪豚野郎・・・!? ローブリュー@青山

フランス料理は、きちんとしたグラン・メゾンか、カジュアルな本格ビストロかの、どちらかがいいですねぇ。中途半端な店は嫌いだ。
青山のローブリューは豚料理中心の本格的なビストロ。
ま~さ~に、パリの、いや、コルマールかボーヌかトゥールーズあたりの街角にあるようなお店で、結構いいんだよねぇ。
久しぶりに行ってきました、豚三昧。






お店の場所がわかりにくい。
大通りから細い道を入るのだけど、なんだか私有の道を入って行くような感覚。
ドキドキしながら暗い小道を入っていくと、ぼんやりと照らされたこの看板を発見する。
ホッ・・・。






ドッキドキだけど、ね、感じのいいエントランスでしょ。






前菜に、温製豚頭のテリーヌ。1,470円。
最近、豚足がめっちゃ好きになってしまったアキコ。
コリッとした歯ざわりが特に好き。
これは温製なので、コリッとしていないところが、アキコ的には残念。
ここは全体にボリュームがあるお料理だけど、このテリーヌは適度な量でちょうど良し。






生マッシュルームのサラダ。1,050円。サクッとしていて、むは~、おいすぃ~~~。
こういうサラダって家でもできるようで案外上手くできないんだね。
ばっくばく食べちゃう。






アンディーブとブルーチーズのサラダ。1,890円。
むむむ、ちょっと高い気もするけど、やっぱりアンディーブがさっくさくで、チーズとのバランスもいいし、んま~い。






ワインが安い♪ 
これはうれしい♪ 
本日はブルゴーニュのクレマンではじまり、白はこのパシュラン・デュ・ヴィクビル4,830円。






次の赤は、フィトゥ3,570円。さらにマディラン4,620円。いいでしょ? 
品揃えもブルゴーニュ、ボルドーといったメジャー路線以外が豊富。
金額も高くて8,000円台。
いいでしょ?






きたーーーっ、豚すね肉のコンフィーーーッ。
でかいーーーっ。2,940円だーーーっ。






しかーし、なかにはこんなに太い骨が。
ぶよぶよの皮もあまり好きではないので、結局、お肉のみを食べるとなると、ひとりでも十分食べきれる量。
ただ、ちょい塩がきついね。ワインがないとつらいか・・・。
ま、そういうところもフランスっぽいのだが・・・。
骨周りの軟骨部分、おいひ~~♪ コッリコリ♪






これは(たしか)豚肩ロースのコンフィ。2,940円。すね肉と比べると、ふつ~~(笑)。






こちらはシュークルート。2,940円。アルザスで食べるのとおんなじ感じだね。





食後には南仏のリキュールをロックで。





ヌガーグラッセ。






チョコアイス。


以上に、ビールやらコーヒーやらを加えて、4人で60,000円。
まずまずでしょ。こういう、カジュアルで、手頃で、迫力のあるフランス地方料理が食べられるお店が、もっと増えるとうれしいんだけどなぁ。




♪♪♪










2009年1月17日土曜日

今年もやっぱり、フィレ肉&アワビ・・・で始まり♪

行ってきました。
帝国ホテル「嘉門」。
肉好きの私だけれど、最近、どうも、鉄板焼きが苦手で・・・。
なぜなら、鉄板だから、脂の逃げ場がないでしょ?
どうも脂っこく感じてしまって、400グラムが食べきれない(いや、食べきれんでいい)。
やっぱ、お肉は炭火焼に限るよなぁ・・・と思うのだけど、鉄板焼きも技術なんですねぇ。
上手に丁寧に脂分をとりのぞきながら焼いてくれれば、いけるんですわ。






で、嘉門。
左が特選和牛ヒレ。200グラムくらいだったかな。
「とにかく赤身を」とお願いして出てきた部位。
右はサーロイン。すんごい霜振りぃ~~~。






お肉の前には、ア・ワ・ビ。
どうやら右が「黒アワビのよう」ですな。
見逃さないぜ。






鉄板焼ならではの目の前の“ライブ焼き”。
これ、反対の立場だったら、緊張するだろうなといつも思います。
本日は、若くてイケメンのシェフです♪






あわび。






車えびの頭を焼いたもの。これいいですね。
かりっとぺったんこにして焼いてくれる。
贅沢海老せんべい。






フィレ肉なのに、た、た~~~ぷりの脂がでてくる。
ひえ~~~。
きれいに、きれいに、きれ~~いに取って焼いてね~。





ふ~む、きれいな焼き目。
こうやって切ってくれるのも鉄板焼ならでは・・・。
だ・け・ど・・・・、ここで気がつきましたね、アキコは。
丸ごとをフォークナイフで切って食べるより、こうやって切って出してもらうほうが、同じ量でも多く感じるみたい。自分で切って食べるほうが量を食べられますな。なぜだろう不思議。






このあと、ガーリックライスでシメ。
鉄板焼きの基本でしょ。
昔、この嘉門に、最後のガーリックライスを作るのが天才的に上手いシェがいたんだよなぁ。ぱらぱら炒めるじゃなくて、鉄板にビターッとこすり付けるようにして、ご飯を焼くんだけど、一粒一粒がつぶれておらず、香ばしくふんわりと美しいガーリックライスに仕上がった。天才シェフ、会いたいなぁ。





♪♪♪