2010年8月4日水曜日

ワイン持ち込みはダメなのよ、鴨料理「みよし」@築地

有名店なんだそうだ。
鴨料理では、知る人ぞ知る店なんだそうだ。
知らなかった。
ぜ~んぜん知らなかった。
築地のこのあたり、よく歩いているけど、
鴨料理の名店だとは、
ま~ったく知らなかった。



だって、このエントランス。
知らなきゃ、入れない。
近所の常連さんに占領されている、
町場の居酒屋かと思うじゃない。
それが、とんだお門違い。
この日、食の専門家に連れて行っていただいた。



突き出しは、(この頃の)季節の蛍イカ。
臭みがなくて、プリッとしていて美味しい。



やはり季節の鰹の刺身。
ちゃ~んとエッヂが立って、すっきりとした味わいで、
美味しい。



鴨を炭火焼きする店内は、
煤と油が染み付いている。
鴨を焼き始めると、すんごい、煙い。
ものすごい煙い。
自分が蒸し焼きにされているよう。
焼くのに、時間もかかるのだ。
そりゃそうだ、皮がパリッと、中がジューシーに焼くのは、
技量も時間も必要だからね。
焼き手は女主人。



店には、ビールも日本酒もある。
ワインもある。
ハウススペインは「マルケス・デ・リスカル」
うわ~ん、懐かしい。
昔よく飲んだぁ。



しかしなぜこれ?
和風の鴨焼きだから?
ま、確かに、スペインワインとしては、柔らかめのコクがあって、
バランスのいい赤。
お手ごろ価格だけど、ボルドーの熟成ワインのようなニュアンスもあり、
鴨には合うでしょ。
いいセレくションだと思う。
お客さんからのお勧めだろうか。





・・・で、名物の鴨の写真を載せたかったけど、
「うちは、写真、お断りしています」
のひとことで、・・・ごめんなさい。


・・・で、鴨のお味はということ、
う~~ん、正直、?????。
なぜ、ここが名店なのか?。
皮がブニョっとしていて、香ばしさがない。
せっかく時間をかけて炭火焼きするのに・・・・。
焼けていない(私の好みとしては、かな)からか、
身の骨離れが悪い。
なんか、非常に、残念。




???な感じで食べていると、
一番乗りだった我々のカウンターの隣の空席には、
ブルゴーニュらしきボトルがおいてあり、予約のお客様を持っている。
横目でチラチラ。
へ~、持ち込みもOKなんだと聞けば、
「うちは、一度もそう言ったことはないんですが」と困惑顔。
あれま、持ち込みダメなんじゃない。
しかし、結構いいワインじゃないですかい。


気になるぅ~。


と思っていたら、知り合いのインポーターさんが入ってきた。
なぁんだ、そうか。


と思った瞬間、ブルゴーニュのいいワインを大量にお持込。
ダメなんじゃね?
どうやら、優良顧客はOKのよう。
ま、ね、そりゃ、よく使ってくれるお客様なら、ある意味しょうがない。
うん、そりゃ、しょうがない。


↑寛大。

↑いつになく寛大。



なぜなら、
知り合いだったもんで、どかどか飲ませてもらったから。
すんまそん。



不思議に、人気の鴨料理の店。
私は、焼き方が好みではないのでもう行かないけど、
食通&ワイン通には人気のよう。
一度は行ってみる価値ある鴨(←苦笑)。
ただ、お酒の持ち込みは、常連になるまでダメなんだからね~~。



♪♪♪

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