2015年9月23日水曜日

日本酒・焼酎専属テイスター研修は超ハード! だけど役立ちます。


FBOアカデミーで定期的に行われる「専属テイスター講習会」。
日本酒、焼酎のテイスティングを主に勉強するものだが、これがかなりハード。
だけど、回を重ねるごとに人気を博し、全国各地、海外からも受講者が訪れている。
その理由は?
ずばり、ビジネスに役立つからである。
日本酒焼酎のプロ向けテイスティングといえば、真っ先に思い浮かぶのは「全国新酒鑑評会」などで審査をする醸造の専門家や製造に携わる人たちのきき酒。
ワインテイスティングを長年続けてきて、急にこの観桜試験検査員の勉強をした私は、ワインと日本酒のテイスティングの手法があまりに違うので大変面食らったことを思い出す。
かえってワイン。ワインのテイスティングは専門学校やフランスの醸造大学にてもすこし学んだが、 田崎真也さんのテイスティング勉強家は本当に役立った。素人にはポエムのように聞こえるワインのコメントかもしれないが、分析的に判断し、無駄のない意味あるコメントを発する大切さを学んだ。
しかし、いずれにしても、「日本酒を売る」「ワインを売る」「焼酎を売る」ためのテイスティングとその先へのアドバイスはいまだカツでなかったのだ。
この専属テイスターは、まさにそこにポイントを当てた勉強会。
酒類販売を美地熱Sにする人にとっては、本当に役立つ内容なのだ。

オブザーバーとして参加させてもらった。


会場は溢れんばかりの参加者。

まずは香りのサンプルをブラインドで確認する。
バナナ、リンゴ、ヨーグルト、甘酒、ナッツ類、スパイス類、ハーブ類などなどを意識して香りを嗅ぐことは少ない。先入観を持たないで嗅いで見るとかなり面白い。

ブランドで行うが実はなかなか当てられない。

こちらは水溶液にての味わい確認。
ミネラル、塩味、甘味、リンゴ酸、乳酸、こはく酸、苦み、渋み、アルコール・・・などなど、微妙な差を体感する。

その後テーマをしぼった日本酒、焼酎のテイスティング。


日本酒の甘口辛口は難しい問題。
一つの銘柄でも、かなりテイスティングに慣れた人でも、これだけ印象が変わる。これが日本酒だ。これを店頭や飲食店で、ひとことでまとめて「辛口甘口」というのはどうなのだろう。


新酒鑑評会はあくまで造り手のモチベーションアップだ。造り手にはいい酒造りにまい進していただきたい。そこから先は、お酒屋さん、飲食店、などの手腕による。いかにわかりやすくお酒を説明するか、お酒売るか、買ってもらうか、愉しんでもらうかを考えたい。


 こんな説明も。は~、勉強になる~。





この日のテイスティング日本酒。面白いラインナップだ。これに焼酎数週類が混じる。つかれますな~~。だけど参加者の方々は最後まで集中力を切らさず、最後はかなり満足そうだった。
お酒をビジネスに…という方は是非ご体験を。





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