2012年7月18日水曜日

夏に楽しむナチュラルチーズ&日本酒・焼酎の会、リポート!

今回で2回目となるナチュラルチーズと日本酒・焼酎の会@酒蔵レストラン宝。
テーマは、「夏においしいチーズと和酒」。
開催された七夕の日にちなんで、天の川に見立てたチーズのディスプレーと笹の葉が、お客様をお出迎え。今回の先生もフェルミエ愛宕店店長の村瀬先生。やさしい口調のなかにも説得力のあるお話で人気なのだ。

準備万端、お客様をお迎えする前に天の川の前でパチリ。
今回は、高知から、司牡丹酒造、竹村様、長野から、橘倉酒造、井出様にもご参加いただいた(写真見えにくくて申し訳ありませんっ)。お蔵元様自らのお話が聞けるのもうれしいこと。


店内1階を埋め尽くしたお客様。お話を真剣に聞いていただけるのもありがたい。
チーズと日本酒・焼酎の組み合わせ、なぜおいしいのかの理由は、
①チーズも日本酒・焼酎も乳酸菌が関与する食品。同じ乳酸菌同士の風味は、自然に「「おいしいハーモニーを奏でてくれる。
②チーズにはワイン・・・というけれど、できるだけカビを排除して作る果物の酒であるワインと、カビで熟成するチーズは、どこかけんかするところがある。ならば、同じくカビを使って醸す日本酒・焼酎であれば、 無理なく「おいしさの同調」を体感できる。
もちろん、チーズが持つ旨味やコク、塩分やクリーミーさが日本酒・焼酎に同調することも上げられる。
つまり、チーズと日本酒・焼酎は、自然に無理なく楽しめるおいしい、そして、ヘルシーな組み合わせ・・・・ということなのだ。


 今回の組み合わせとそのポイントは以下だ!
 
<チーズ&お酒リスト>

1、アペリティフ  山柚子搾り(リキュール)/司牡丹酒造(高知)

まずは、さわやかなゆずの味わいが生きたリキュールのソーダ割りを飲んでいただきながら、今回のテーマやチーズのお話を聞いていただく。

2.モッツアレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ(本格派の水牛モッツアレッラ)
     ×
司牡丹 生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒・純米酒(高知
一つ目の組み合わせは、新鮮でミルキーな水牛のモッツァレラと同じく新鮮な生酒。フレッシュな「同調」を楽しめる、まさに夏向きの組み合わせ。通常の牛のミルクより数倍もミルキーな水牛モッツァレラならではのおいしい組み合わせだ。
 

3.ロビオリーナ フィア(ピエモンテ産山羊チーズ イチジクの葉包み熟成)
     × 
発泡性純米酒 たまゆら/橘倉酒造(長野)
いつもチーズと日本酒の組み合わせで感じるのが、発泡清酒とシェーブルの相性のよ さだ。今回もそれ。さらに、このロビオリーナ、イタリアのピエモンテ産ということで、同じ山岳地方の清酒、長野県は佐久の発泡清酒をセレクトさせていただ いた。シェーブルの甘さ、滑らかさ、クリーミーさが、発泡清酒で何倍にも広がる。


4.ケソ・マンチェゴ(スペインの羊のチーズ コクのある味わいとナッティーな風味)
     ×
  西の関  「手造り純米酒」(大分)
ますます人気のスペイン産チーズ。代表的な「マンチェゴ」(ケソ=チーズのこと)は、かめばかむほどうまみが出てくるするめ効果のあるハードチーズ。お酒は大分の純米酒。ぐぐっとコクのあるお酒が旨味のバランスをとってくれる。


5.シュロプシャーブルー(美しいオレンジカラーのイギリス産ブルーチーズ)
     ×
  ハクレイ 「純米京女」(京都)
今年はロンドンオリンピック! それにあやかってイギリス生まれの品格のあるブルーチーズだ。濃厚で旨味十分。だけどどこかすっきりと楽しめるチーズ。これには、京都らしい甘みのある純米酒。ブルーと甘いお酒は定番中の定番。グルメが喜ぶマリアージュの体験だ。とはいえ、辛口のお酒にもばっちり合う。


6.ラングルの日本酒ウォッシュ
     ×
司牡丹 「土佐宇宙酒 宇宙のパワーで夢をかなえる純米酒」(高知)
     &
ハクレイ「純米造り ひょうたんからこま」(京都)
今回の目玉はこれ。日本酒でウォッシュ&熟成させたウォッシュチーズ。ねっとりと滑らかで独特の香りを放つ日本ならではのウォッシュ。もちろん、チーズを洗ったお酒を合わせる。至極の組み合わせ。実は、この会の後、日本酒蔵元様にこのチーズを召し上がっていただいたところ、大大好評!だったとか。日本酒のメーカー様、一緒に、お酒のウォッシュチーズとお酒の会、やりませんか?


7、焼酎ウォッシュ
     ×
高橋酒造 球磨焼酎「金しろ」(熊本)
こちらは米焼酎でウォッシュ&熟成させたチーズ。こちらもふうわりとお酒の香りが漂い。心地いい。フランスでも蒸留酒で洗って熟成させるチーズがある。見事日本版! 「国酒」プロジェクトの皆様、こういうの、もっとPRしましょうよ。


8、チーズ料理
     &
ハクレイ 「純米大吟醸 香田50%磨き」(京都)
 ギリシャのフェタを使ったサラダと華やかな香田。

9、チーズスイーツ
     &
司牡丹 「黒金屋 大吟醸 原酒」(夏季限定)(高知)
 大吟醸には絶対スイーツが合う!と信じている私。
 特にフルーツが山盛りのタルトやチーズムースなどとは間違いなくおいしい組み合わせだ。


チーズの天の川!


相変わらずフェルミエさまのチーズは種類が豊富で状態がいい。これをいろいろ体験できるだけでもうれしいのだ。


右下が日本酒ウォッシュ。左上が焼酎ウォッシュ。通常の味わいとの違いを見れなかったのが残念。次回は、ぜひ、違いのご体験も組み入れます!
この日の人気ナンバーワンの組み合わせは「マンチェゴ×西の関 純米酒」。続いて「シェーブル×発泡清酒」であった。
皆様もぜひご参考になさって、おいしい&楽しい&新しい「チーズ&和酒」の楽しみを享受してみてくださいー。
秋から冬にかけて、また開催します。
お楽しみに!







ご参加いただいた司牡丹酒造竹村社長のブログにも掲載いただきました。
こちら







1 件のコメント:

添え状の書き方 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!