2010年7月26日月曜日

福井の美味しい居酒屋その名も「三婆場」!

「福井にいい居酒屋はない」と、
居酒屋の大家、太田和彦さんはおっしゃった。
うう~~む、そんなことはないっ。
と言い返したが、
正直なところ、ここぞという店は、やっぱ、少ない(T_T)。
2009年新年合併号のPENで居酒屋特集をしたとき、
福井のお勧め店を探すの、苦労したもの・・・。
でも、ちゃんと掲載しました、わが故郷福井の居酒屋。
どのお店を載せたのかは、ぜひ、そのPENでご覧ください。
あの店は、うん、いいと思う。


さて、福井は片町のお勧め居酒屋。



名前は「三婆場」。



なんでも、三人のババァがやっているから、
この名前なんだって。
マジです。
本当は、気立てのいいおねぇさま方がやってるんですよ。



何の変哲もない冷やしトマト。
でもこれ、今、福井がイチオシの「越のルビー」なのだーっ。
他のトマトとなにが違うのか・・・・。
小ぶりで甘くて濃厚?
確かに。
でも、そんなトマト全国に一杯あるよね。
どこは売りなのか、アキコもPRするから、
明確におせーてー。



あっさりのモツ煮込み。



新鮮とれたての刺身たち。



欠かせない、私には絶対欠かせない、バイ!
こりっこりで淡い旨味があるバイ!
なぜ東京にない、バイ!
山盛り食べたいぞ、バイ!
バイ貝。
I  LOVE  バイ!



上品な旨味のカレイ。
このうす~い身に旨味がぎゅっと詰まっているんだねぇ。




福井のお酒たち。
「日本酒のことはあまりわからなくて・・・・」
とおっしゃる三ババァ、いえいえ、お姉さん方だが、
そのワリには、結構いろいろ揃っている。
偶然お隣になった某ビール会社のエライさんとも盛り上がり、
美味しい肴と美味しい日本酒で夜が更けた・・・・。



お手ごろ価格で楽しめる福井料理のお勧め居酒屋。
今度、太田さんをお連れしないと・・・・。



♪♪♪

2010年7月24日土曜日

ワインに力を入れる聘珍樓グループ

こ~んな高層階にある中国料理レストラン。
眺めは最高。


創業は明治17年とか・・・・。
今や、一大企業だものね。
ここは、溜池山王店。
高層ップリは、まるで香港。
バーも完備した店内も、ゴージャス。
さすがの高級中国料理店だ。
でも、ひろ~い店内、残念ながら、お客はまばら。
うう~~ん、このご時勢、高級中国料理店は厳しいのだろうか。
でも、ゆっくりお食事できて、気持ちいいよ~。



首相官邸も見下ろせちゃうし。



まずはお決まりくらげの前菜。
「ちょっと乾物臭が残る」とは、中国料理の大家のお言葉。
あわせるのは、シャンパン。
ちょっと生臭いかな。
今日は紹興酒ではない。
なにせ、ここ聘珍楼、
どの店もワインに力を入れているのだ。



大好きな中国野菜「カイラン」。
ブロッコリーのようなアスパラのような。
香港で食べたコクと歯応えのある甘い味わいは忘れられない。
日本にはあまりないんだよね。



海老のマヨネーズソース。
珍しくこんなの頼んじゃった。
マヨは手作りっぽい。
ま、そりゃそうだ、ここでキューピーとか味の素とかはないだろうから。
海老にマヨってどうしてこんなに合うんだろう。
海老のブリブリ感もいい。
食感命!

このあたりまでアルザスのリースリング。
中国料理にはちょっと甘さの残る白がいい。



広東料理の華はやはりこれ「魚の蒸し物」。
お魚そのものから見せて説明してくれる。
高級店はこうでなくっちゃ。



本当は「ハタ」系のぶりぶりとろとろしたのが美味しいけれど、
これまたちょうどいいものがなかなかない。
葱とシャンツァイたっぷりがうれしい。
もちろん、骨周りをチュパチュパ。
むは~、最高。


これには、なんとイスラエルのヤルデン・ピノ・ノワール2005年。
以外に美味しいこのピノ。
びっくり。
やるな、ヤルデン。
この料理には、もう少し熟成感があったほうがいいけれど。



鶏の姿揚げ。



マントウに挟んでバーガースタイル。
いや、北京ダックスタイル。
ボリュームあり。



〆はチャーハンとスープ。
結構なボリュームでした。



聘珍楼は、ワインに力を入れている。
定期的なワイン会やワインディナーなどもやっているし。
なかなか、いいと思う。
前に顧客向けのワインセミナーをやりたいということで、
私に話が来たことがある。
結局、そのまま話は流れてしまったけど。
社内のソムリエ・アドバイザー取得者でいいと思ったのかな?
ただ、ワインの品揃えは、正直、イマイチだ。
ここの味わいを生かすワインがセレクトされていない。
素材そのもののピュアな味と独特な中国系の出汁や旨味に合うのは、
柔らかく多少熟成感のあるタイプでないと。
もしくは、おもいっきりワインに比重を置く作戦もいいかも・・・。
ワイン好き、中国料理好きの心をがっつり捉えるなら、
ここならではのメニュー作りとワインサービスの見直しをしたほうがいいと思う。



♪♪♪




2010年7月21日水曜日

日本一美味しいスタンドうどん屋@大阪難波

日本一美味しいうどんは、讃岐だと思っていたけど、
いやはや、大阪の立ち食いうどんも、
すば、すば、すばらしく美味しい。





難波のアーケード街にあるスタンドうどん屋さん。
名前は「天政」。
天麩羅屋ではない。
あ、あるけど。うどんそば用の。
そして、立ち食いではない。
椅子がある。
ここが、んんんんんんまーーーいっのだ。
早朝からやってる。
夜もやっている。
私はいつも、朝ごはん、いや、朝うどん派だ。




基本は、やはり、「きざみ」。
見て、この、美しいフォルム。バランス。インターフェイス。
大阪のうどんは、こうでなくっちゃ。
淡い出汁、青葱、刻んだあぶらげ。
うどんそのものに、腰はない。
ぐにゅっとしている
でも、いいのだ、それで。
讃岐とは違うのだから。
この全体バランスのすばらしさ。
飽きない。後を引く。翌日また食べたくなる味。
作っているのは、慣れてはいるが、普通のお兄さんとアルバイトさん。
美味しい、お兄さん。
「きざみ」250円である。
ちなみに「きつね」は甘辛く炊いた四角い揚げが乗るうどんのこと。
同じく250円。




これだ、これーーー。
かやく御飯。
うどんのお供、かやく御飯。
淡い出汁、ごはん粒を邪魔しない具、やわこ~い御飯。
やや固めのごはんが好きな私でも、
これでいいと思ってしまうこのバランス。
180円。




これは、大阪以外にはないうどん屋さんだ。
いつ来ても感動をもらえる。
大阪のうどん文化、万歳!なのである。




ここは、香港。
うそ、韓国。
うそ。

心斎橋。
金龍ラーメン。
初めて食べた。
なんか、濃そうで敬遠していたのだ。



写真は、ご自由にどうぞとおいてあるニラとキムチを入れた状態。
(なんだかよくわからない写真になっちゃった)
意外とスープはあっさりで、やっぱり、大阪の味を感じだ。
いけるやん。
横では、韓国人のグループが大声で騒ぎながら食べている。
ますますここは南大門なんじゃないかって感じがしてきた。
ま、これはこれで、いい雰囲気だね。



関西の夏といえば、「鱧」。
これは、神戸のとある店で食べたもの。
最近は、東京でもおいしいはもが食べられるからか、
うう~~ん、感動はなし。


はもシャブが美味しかった東京・天源寺の、
「せいそうか」・・・・、板長が変わるとか・・・。
残念。
次はどうなるのか・・・・。
ああ、おいしい鱧、食べたい。



♪♪♪





2010年7月20日火曜日

ソース二度漬け禁止!の串かつ「だるま」@大阪

一度行ってみたかった、本場大阪の串かつ。
あのジャンジャン横丁の有名店「だるま」が、
難波にもあったのね~。
お好みでもたべよか~、言ってたけど、
すかさずここになだれ込む。
プチ行列だが、お客の回転が速いので、
待っててもオケー。



法善寺横町周辺に2件あったような・・・。
このあたりにあるとうれしいわ~。
串かつ「だるま」。



きゃー、これこれ。
憧れの「ソース二度漬け禁止」。
あの混沌としたじゃんじゃん横丁でも、
ゆるぎない暗黙のルールがあるってことで、
世界的に有名になった「二度漬け禁止」。
(ほんとか)



安い。
早い。
旨い・・・と期待。



い、一気に出てくるから、な、中身が何かわからん。
説明してくれるけど、わ、わからん。



は、手が震える。
緊張して、手が震える。
手が震えて、二度漬けしてしまいそうだ。



これは大阪人が大好きな紅ショウガの串カツ。
他の地域にはないっすよね。
ぴりりとして美味しい。

ソースはしゃぱっとしたウスター系。
甘味と辛味のバランスが飽きない仕掛け。
さすがです。

一番お勧めは、いわゆる「串かつ」(元祖ってついてたかな)。
ちいちゃな牛ヒレのカツ。
これだな。
他のものを食べても、またこれがほしくなります。



モツ煮込みも。
葱が青くて、いいよねぇ。
揚げ物ばかりで、胃が重いときには、こちら。

この日の飲み物は、ハイボール。
ああ、もう、サントリーにやられっぱないしやないかい。
でも、合うんだなぁ、これが。



♪♪♪

2010年7月18日日曜日

久しぶりのワインバーTSUBAKIでお宝ワイン。

椿さんと知り合ったのは、かれこれ20年前、いやもっと前になるかもしれない。
西麻布のワインバー・TSUBAKIもずいぶん長いこと営業しているね。
がんばっていらっしゃる。
ここに来るのは、何年ぶりだろうか。
訳あって、久しぶりにここTSUBAKIでワインをいただくことになった。
それも、すごいお宝ワインを・・・・・。



エントランス。今日は2階。



スタートは、シャンパーニュのロマネ・コンティといわれる、
アラン・ロベール1986年、マグナム。
4人なのに・・・・。
すごくボディーのあるタイプ。
熟成感もすごい。
肉料理にさえ合いそうな濃厚さ。
市場価格は8万円?



完熟フルーツにサマートリュフ。
TSUBAKIらしい・・・・。



半熟卵にキャビア。



でたーー。あわびーーー。



お、お、おたからーーーっ。
DRC社のモンラッシェ1969年。
ロマネ・コンティよりも希少価値が高いといわれる、
究極の白ワイン。
ひざまづいて飲め。
いや、土下座して飲め・・・である。
色も濃い、味も濃い。赤ワイングラスでいただく。
濃密。
飲み物の宝石。
体力がいる味わい。
市場価格、ヴィンテージよってもかなり違うが、
40万から100万円くらい。



チェイサーとして(!)ラフォンのムルソー・ペリエール1992年。
これだけで主役になれるのに・・・。
これまた濃厚。
十分に熟成している。
しっかりした料理がないと、ま、負けそう。
市場価格7万円くらい?
そういえば、ラフォンさんと一緒に飲んだことがある。
ちょっと酔っ払いのチャーミングなフランス紳士でした。



まるでロゼワインのような色合い。



本日の赤は、DRC社のリシュブール。



1964年。
ほぼ私のバースデーヴィンテージ。
むほ~。
市場価格150万円なりーーーーっ。



す、すごい。
吸い込まれそうな香り。
吸い込まれてもいいっ。
熟成感たっぷりだけど、チェリーのようなかわいさもある。
むふ、こんな大人の女になりたい・・・・。



真ん中のグラスがモンラッシェ様。



リシュブールのコルクは、どろどろだった。
キレイに抜いたね~。
さすが。



チーズ盛り合わせ。



パスタ。



さらに、アマローネも開けちゃった。
これまた、濃厚。
アルコールも高い。
これだけでデザートになるくらい。



でーもー、本当のデザートは、これだった。
シャトー・ディケム1982年。
究極のデザート。
どんなスイーツにもかなわない。
しかし、久しぶり飲んで感じたのは、
「樽香が強い」ということ。
こんなに「樽樽してたかな・・・・」。
炭火焼した蜂蜜がけのフレンチトースト、バニラ&キャラメル添え・・・みたいだ。
これは、やはり、しっかり濃厚なフレンチを食べた後がいいね。
市場価格5万円?いや8万円?



ふあ~っと。
もう、もう、夢心地の夜でした。
きっと、罰が当たるな。
なむ~。



今夜の神様に心より感謝。



♪♪♪