2015年10月9日金曜日

日本酒とフレンチの夕べ@高知、開催しました



日本酒大国、土佐の高知。
大好きな県で日本酒とフレンチの夕べを開催する機会を頂戴した。
主催は、「ホテル日航高知旭ロイヤル」。
ここは清酒メーカー「酔鯨酒造」を傘下に持つグループ企業が所有している。
ゆえに酔鯨の銘柄を主体にセレクトか・・・と思いきや、その他のメーカーや高知以外の銘柄を使用してもいいという太っ腹なご指示をいただいた。
こういう土佐人気質、大好きだぁ。
たしかに今回のご参加は高知在住の方。違う地方の地酒を体験していただくのもいいかもしれない。
レストランは高知市内を一望できる同ホテル22階エンジェルビュー。気持ちのいい空間だ。
シェフは橋田幸秀洋食料理長。長崎県ハウステンボスにて上柿本氏に師事し、フレンチ畑でキャリアを積んだ方。高知の食材を生かしたうえに、粋なアレンジをしてくださるのだ。


 前日の御打ち合わせの後、ふらり町へ。高知といえばここでしょ。


 本格的なグラスとオシャレなメニュー。
 酔鯨の柚子リキュール「ユズリーノ」のソーダ割りがウエルカムドリンクだ。


グラスにはわかりやすくシートが。スタッフの方の心遣い。感動♪


主催の方からのご挨拶。


そして友田のご挨拶。
どんなふうに料理と日本酒を合わせたか、などご説明する。


 シェフのご挨拶。料理の説明。


ピアノの生演奏もあるのだ。


歌っているわけではない。




ブルゴーニュなどで人気のおつまみ、グジェール(チーズ入りのシュー)は突出し。これには菊水酒造の「スパークリング清酒 きららきくすい 金箔入り」。クリスピーな組み合わせ。乾杯の酒でもある。華やかなスタートだ。


「オマール海老と帆立貝 土佐文旦とビーツのロンド」には、フルーティさのハーモニーで「酔鯨 純米大吟醸 山田錦」を。みずみずしさのバランスも合わせる。


「野菜のローストと野菜のジュレ 仁淀山椒の香り」には、仁淀川の伏流水で仕込む「司牡丹 船中八策 純米超辛口」。ハーブの香りが辛口純米の爽やかさを倍増させる。


お魚のメイン「イサキのポワレ ヴァンブランソース 甘酸っぱいパプリカのアクセントを添えて」には、兵庫県から「香住鶴 山廃 特別純米」。濃厚なクリームソースには濃厚な山廃仕込の純米酒がベストバランス。

お肉のメイン「和牛ロース肉のグリル グリーンマスタードのアクセント」には、わが故郷福井の地酒「花垣 米しずく 生酛純米酒」。渋味さえ感じるくらいの熟成純米。赤ワイン的な提供で。


フレンチの楽しみはチーズにあり。 「酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり」で秋限定の旨味がのった酒。チーズにはワインだけではない。


 スイーツにももちろん日本酒。「ガトーショコラとバニラアイスクリーム」には、古酒のパイオニア、岐阜県から「達磨正宗 3年古酒」。古酒としては比較的軽めだけど、高知の軽快な酒に慣れた方にはこれがぴったり。チョコレートとの相性も抜群だ。



お食事中にはお席を回りご質問やご意見を頂戴する。今回は他の県のお酒を飲めて面白かった。初めての体験で吃驚したなどたくさんのご感想をいただいた。


最後にシェフのご挨拶。

私もご挨拶で、終了。


今回のお酒たち。

素敵なチラシも作っていただいた。スタッフの方々に感謝。







日本酒は世界に輸出され、世界中の人が楽しめる時代になった。
しかし、和食との相性ばかりを提唱していても限界がある。世界各国のと料理とともに飲めるような提案も必要だ。
さらに驚くことに日本においての地酒大国では若い人が地酒を飲まなくなってきている。昔ながらの飲み方に共感できないからだ。
ならば、新しい飲み方をすればいい。日本酒の楽しみ方にルールはないのだ。
地元食材を生かしたフレンチに地酒。可能性があると思う。
こういう取り組みを全国的にやっていきたい。
今回のお客様の笑顔がそう思わせてくれました♪
ご参加のみなさま、関係者のみなさま、まことにありがとうございました。







 イベント開催に関してのお問合せはこちらまで。














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