2010年12月23日木曜日

純米酒カレー「梵」「獺祭」「南部美人」味比べ

2010年11月に(株)フルネットから発売された「純米酒カレー」。
人気蔵元の純米大吟醸を使ったレトルトカレーだ。
発想がすごい。
確かに、カレーなどの煮込み料理にお酒を入れると、
旨味とコク、深みなどが出て美味しくなる。
だけど・・・。
日本酒を加えたカレーをレトルトで販売するなんて。
発想がすごい。
作ってしまう行動力がすごい。
すごいな、フルネット。
それに乗った、お蔵元さんも、すごいわー。



黒地に白と赤の純米酒カレーの文字。
インパクトあるね。
カレーに加味した日本酒は、
福井県、(合)加藤吉平商店「梵 純米大吟醸無濾過生原酒」。
山口県、旭酒造(株)「獺祭 純米大吟醸50」。
岩手県、(株)南部美人「南部美人 純米大吟醸50」。
日本酒好きなら、知らぬものはいない人気蔵だ。
容量は、どれも200グラム。
シンプルなビーフカレーだ。


では、食べてみよ。



まずは、わが故郷、福井県の蔵から。
梵。
はい、まさに、梵カレー
日本酒がどのくらい入っているのかわからないけれど、
封を開けると、普通にカレーの香り。
いや、普通のレトルトカレーより、少し濃厚な香りかな。
いわれてみれば、日本酒の香りが少し。
三つの中では、もっとも味わいが濃い。
塩辛い感じさえする。
食べ応えあり。



次に獺祭
色がいくぶん明るい感じ。
香りも少し爽やか。
何より、味わいがもっとも軽く、すっきりしている。
穏やかで優しいニュアンス。
ふしぎだぁ。



三つ目に南部美人
梵と獺祭の中間くらいの味わい。
何故か、色は、もっとも濃い。
(写真では、ちょっとわかりにくいデス)


いずれにしても、日本酒は煮沸して加味しているらしく、
アルコールの感じはまったくない。お子様にも大丈夫。
確かに、普通のレトルトカレーより深みがあり、
食べ応えもある。「中辛」の程度もほどよく、
大人が満足できるレトルトだろう。
2~3切れ入っているビーフもしっかりと味わいがあり、
上質感も感じられる。
欲を言えば、ニンジンやジャガイモが入っていてもいいかなぁと思うが、
コンセプトはとにかく「シンプル」だ。

炊き立てのご飯にかけるのがもちろん一番いいけれど、
出汁つゆでのばして、カレーうどん、カレーラーメン、
日本酒で薄めて、カレー炊き込みご飯(カレーピラフ)、
野菜やお好みの具材を足して、カレー鍋(トマト入れても美味しい)、
など、アレンジも出来そう。




これからますます進化していくという「純米酒カレー」
購入は酒販店かフルネットのHPからのみ。
コンビニなどでは売られないのでご注意。
まさに、ワンランク上の大人のレトルトだ。






♪♪♪






2010年12月9日木曜日

これで最後かなぁ、ロオジェ、ワイン会。

銀座ロータリークラブのワインを楽しむ会@ロオジェ。
何度か開催させていただいたけれど、
これで、最後になるのかなぁ・・・・。
さびしいなぁ。



ロジェ・プイヤンで乾杯。
香ばしさのあるシャンパーニュだ。



もうひとつ、アミューズ・ブーシュ。
シャンパンと軽い食事前のおつまみをつまむ瞬間。
さて、今から、どんなに美味しいものが出てくるのか、
という期待値最高度の瞬間。
こういうドキドキ感が、グランメゾンの良さなんだよね。



静岡産ニジマスのミ・キュイ(半生の状態に焼いたもの)、
パセリ風味のショーフロワ、レフォールのクリーム。
これには、コシュ・デュリーのアリゴテ05。
すがすがしいパセリの香りが印象的なニジマス料理。
酸味があるけれど、さすがコシュ・デュリー、重厚感も感じられる。
むふー、マリアージュってこういうこと・・・・。



帆立貝のポワレ、スパイシーなトマトフォンデュ、バニラ風味。
これと、ピエール・イヴ・コラン・モレイのミュルソー・ペリエール03。
ビッグなホタテ。
こういう料理が、ああフレンチって実感させてくれる。
ワインはまだ若く、固い。



和牛フィレ肉のポワレ、
パルメザンチーズのマカロニグラタンとジロールのソテー。
ワインは、ポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュ VV 01。
晶子好みのしかり赤身肉。
柔らかいけど噛み応えあり。
んんんんま~~~い。
ワイン会なので、いわば万人向きのメニューだけど、
とっても美味しい。
このくらいソフトなお肉には、ブルゴーニュがいい。





ホワイトチョコレートとヴァニラのタルト、
アーモンドシロップのシャーベット。
ワインは、カール・ド・ショーム。
これ、最高。
フレンチの楽しみは、なんてったって、
しっかりお料理をいただいたあとの食後酒。
貴腐ワインだけど、しっかり酸味があるエレガントなキャール・ド・ショームは、
本日の会にはもうぴったり。
そして、あいかわらず山盛りのプティ・フール。
この代わりに私はチーズが欲しい気分だけど、
ま、いっか・・・・。



雑誌ゲーテの「ゲーテイスト 私の愛する10軒」にも書かせていただいたけれど、
食事もインテリアもサービスもやはり日本一のフレンチでしょう。
中本さんの「料理とワインのマリアージュより、
人とワインを合わせるということを銀座のこの店で学んだ」
という話もとても印象的で、ゲーテ紹介文でもきっちり盛り込みました。



来年3月まで。
もう一回くらい行けるかなぁ・・・・。




♪♪♪






2010年12月5日日曜日

越前セイコガニと福井の地酒を体験する会 リポート

2010年11月20日(土)、有楽町国際フォーラム「宝」にて開催された、
“越前セイコガニと福井の地酒を体験する会”
満席にて無事終了いたしました。



まずは、友田、ご挨拶。
蟹をご提供の越前町「かねとも水産」中橋社長、
地酒は、大野「花垣」より南部社長、
福井「福千歳」より田嶋様。
ご協力、ありがとうございました。


テーブルには、越前セイコガニ。
はい、史上最強に美味しい蟹です。
まずはこれを一人1杯、しっかり食べていただきます。
繊細な身、旨味凝縮の外子、内子を味わっていただきます。



食べ方の説明は、友田担当。
やはり、手でむいて食べるのが一番美味しい。
セイコ初体験の方、多し。
みんな、なぜか、集中して猫背。
あ、あなた、うまい!と思ったら、福井出身の人だった・・・。


会場に設置されたスクリーンでもアップで食べ方を上映。
これ、ユーチューブにもアップしますよ~。




広い会場を埋め尽くした80数名の方々が、蟹にむしゃぶりつく。
みんな無口・・・かと思えば、結構おしゃべりしながら、
飲みながら、お楽しみいただけているよう。
さすが、食いしん坊の皆様!

はい、でた、これ、ズワイガニ。
本日、いつもより極上です。
みずみずし~~。
セイコ同様、朝ゆでたて、さっき届いたばかり。
なんてったって「蟹見10年、浜茹で一生」といわれるくらい、
浜茹での技術は難しく、福井の浜で茹でられたものが、
日本一、いや、世界一美味しいのです。
マジです。


このズワイの身を、甘くコクのある味噌に絡めて、た・べ・る。
もちろん蟹酢などは使いませんよ。
見事な捌きの、かねともご主人。
浜の言葉も、粋の良さを伝えてくれる!
(なに言ってるか、わからんて?
そんことないない)


噛み応えさえ感じられる存在感のある身。
甘い味噌に絡める。
(写真のこれ、ちょっと身をほぐしすぎで、混ぜすぎネ。
本来は、もっと、身を残しますネ。
刺身を醤油につけるようなニュアンスで味噌をつけて食べる)


お酒も楽しみの一つ。
食前の福井梅で作った、梅ワイン。
白岳仙の純米酒。
花垣のひやおろし。
福千歳の蟹至福(これはお燗で)。


福井では珍しい、「山廃仕込」の福千歳。
蟹をおいしくするための銘柄「蟹至福」を説明してくださる、
田嶋様。
現在、農大の学生さん。
福井の酒を背負っていく前途有望な跡取り君です。



このあとも、「福井産コシヒカリ」使用の鯖寿司。
「上庄の里芋の煮っ転がし」。
「越前おろしそば」をお出ししました。
ミネラルウォーターは、「越前大野の花垣仕込み水」。
お酒の間にも、喉の渇きにもいい。
なめらかで品のある福井の水は、舌にも胃にも心にも優しい。
日本酒の間には「和らぎ水」としてバッチリです。
ほろ酔いをキープしてくれる大切な水。




デザートは、「冬の名物!」である「水羊羹」。
みずみずしくなめらかな水羊羹。
これは、冷たく冷やして、炬燵に入って食べるもの。
冬のみの限定品。
春~秋には作られていません。
だって、暑いから腐るでしょ?
これが水羊羹の正解です。





当日のレジュメ。
なぜ、越前ガニが世界最強に美味しいのか。
なぜ、福井のお酒と合うのか、をきっちり説明いたします!

レジュメ作成や事務仕事すべては、
福井ウララコミュニケーションズ高ヶ内さんのお仕事。
見事です!)


お土産も「若狭塗りのお箸、ペアセット」「名田庄漬け」など。
ご参加の方々に頂戴したアンケートによると、
80%大満足! 
20%普通。
普通の理由は、お酒をもっと飲みたかったというご意見。
はい、この会は「体験会」ということでしたので、
お酒は少々控えめにしておりました。
次回は、「もう、参った~」というくらい揃えますね。
さて、越前ガニシリーズ第3弾としては、
福井へ、本気で美味しい蟹(ズボガニ)と地酒と温泉を堪能するツアーを開催する予定。
奮ってご参加ください!
詳しくはHPにて掲載します。





♪♪♪



何故かランチはみんなハンバーガー@TYハーバー

やっとやっと行けたTYハーバー。
すがすがしいお昼にランチ。
ちゃんと予約したから入れたけど、
すごい人気だなぁ。



まさに「ハーバー」って感じのシチュエーション。
ニューヨークっぽいとも言えるね。
でも、夏はこの辺の水、におわなかったかなってちょっと心配。



入り口をはいるとビール工場。
これがまた魅力だね。
でも、本日は仕事だから、飲まない。
私らしくない・・・ってか。



テラス席で。
さ、寒い・・・が。



ハンバーガー。
外で食べると、冷めるのが早い早い・・・。
ポテトがぼそぼそになる。
急いで食べるか、眺めのいいテラスをあきらめ室内にするか。
ふと見渡すと、驚くべきことにほぼ100%みんなこれ食べてるー。
ほかにもランチメニュー、あったのに・・・。


♪♪♪

2010年12月1日水曜日

東北沢、上品で深い味わいの和食屋さん「与志福」

めったに行かない、ほとんど知らない「東北沢」。
お誘いを受けて行ってきた。
和食割烹の「与志福」。
若主人とそのお母様が経営されている落ち着いた店。



松茸と鱧。
もう季節は終わっちゃったけど、やっぱこれだよね~。
実に上品で深くて旨味のある土瓶蒸し。
ああ、シアワセ。
秋に最も好きなもの、それは、マ・ツ・タ・ケ♪



東京ではおいしいハモは食べられないと思っていたけど、
いやいや、いいです。
これまた上品な旨味。歯応え。
シ・ア・ワ・セ。





そのほかのお料理もデザートも上手にまとめられていて、
技ありって感じ。
板長さんも、若くて穏やかで「キレイ」です。
和食やる人って、「キレイ」じゃないと、ダメだと思いません?




♪♪♪