2015年11月11日水曜日

グルマン世界料理本大賞2015受賞者の集い (受賞者によるおもてなしの会)、開催



友田晶子著書『世界に誇る「国酒」日本酒』が、料理本のアカデミー賞といわれる「2015年グルマン世界料理本大賞」の20年の歴史における「ベスト・オブ・ベスト」グランプリを受賞しました。日本人初、女性初だそうです。これ記念して、受賞者によるおもてなしの会が開催されました。


会場は明治記念館。


まずはプレス発表。
グルマン事務局から「グルマン世界料理本大賞」とはのお話から。


パーティ会場にもチラホラお客様。


パーティのメインイベント「司牡丹 しぼりたて・袋吊り・今搾り」の準備。
目の前で搾る「搾りたて」を東京のまん真ん中で飲めることなどほとんどない!


会場の外では授賞本やちょうど発売中のpen日本酒ミシュラン号を販売。12月発売予定の「赤ワイン冷して飲みなさい」の紹介チラシも配布された。



金屏風前でのあいさつは30歳の時に初出版した「女が酒を選ぶとき」からのお決まり(!)だ。その時ゲストの椎名誠さんからは「金屏風を背にするのはやくざの襲名披露のようだ」とお褒め(?)いただいた。今回はちょっと違うかな・・・・。
ご来場の感謝と本日のお楽しみである、授賞本に掲載のお蔵元様10社さまが自らサービスされる試飲ブースでお酒が飲めることをお知らせする。ご協賛も10社様。ありがたい。


ずらり出展ブースのお蔵元様が並ぶ。人気お蔵元様ばかりで壮観! 日本酒ファンはもとより、日本酒が初めてという方もちょっぴり興奮気味だ。



たくさんの方にお祝いを頂戴して本当にありがたい。


さて、今搾り!プレス発表の段階から少しづつ袋から滴り落ちていた新酒。今やステージ上で搾りたてが出来上がっている! 樽の前には大行列!!



会場は熱気にあふれている。伝統ある包丁式の出し物も。
たくさんの方で盛り上がる会場は温かい雰囲気でした。
ご来場のみなさま、ありがとうございました。

英日バイリンガルの日本酒本としては第2段になる「世界に誇る国酒~日本酒~」は、たくさんの人に愛される本となりました。心より感謝申し上げます。
今月2015年11月末には第3段になる『世界に誇る国酒のプライド 日本酒 渾身の一滴』(ギャプジャパン)が発売されます。こちらは、日本語バージョン、英語バージョン、中国語バージョンの3種が世界発売されます。
お楽しみに。











2015年11月4日水曜日

本格焼酎とイタリアンのディナーイベント@鹿児島



11月1日本格焼酎の日に本格的に焼酎を勉強しようセミナーと、翌日のフレンチ&本格焼酎ランチイベントに続き、夜はイタリアン&本格焼酎のペアリング体験イベント。
とにかく焼酎ざんまいなのだ。


会場は「イル・チプレッソ」。オーナーシェフ 古畑圭一朗さんと奥様好恵さんが運営するミシュラン星付きレストラン。本場イタリアでの長い経験を生かしクラシックなイタリア料理を提供してくれる。


ウエルカムドリンクは「奄美すもも酒」(町田酒造)のオンザロック。城下さんのご挨拶のあとに、「
Kura no Awa ~石の蔵から スパークリング~ 温州ミカンのジュースをブレンドしてシャンパングラスで乾杯。アペリティーヴォは、魚のカルパッチョと野菜のバーニャカウダ。




続いてが素晴らしい!  「サラミ、生ハム、レバーのパテ」に、ノンアルコールの「もろみスィートスパークリング(西酒造)に紅芋焼酎を足して、まるでランブルスコのように楽しむ。組み合わせ最高! 焼酎は透明の酒が多いけれど、これなら華やかに楽しめる。城下さんのアイディア!さすが! ハム類のおいし際にもよくマッチする。



本格的なカルボナーラには芋の新焼酎!
芋らしいまろやかさにはカルボナーラのコクを、黒胡椒のスパイシーさには新焼酎のスパイシーさ、刺激を、パンチェッタの塩辛さと旨味には六代目百合(塩田酒造)のコクを、卵の硫黄感には新焼酎のガスを・・・。同調の組み合わせ。美味しい組み合わせ。ソーダ割りもよかったな。




魚料理、カチュッコ(トマトソースベースの魚のブイヤベース)には屋久島の水の森(本坊酒造)。
ハーブの香りが漂う清らかでみずみずしい芋焼酎。造り手はなんと女性杜氏、久保律さん!(最後の集合写真、友田の右に移っている彼女!)。女性らしいしなやかな味わい。トマトソースととてもよく合う。水の島、水の森の屋久島の「気」が同調させてくれる組み合わせ。



肉料理 ブラザート(牛肉のワイン煮込み)には、「紫尾の露 CLASSIC」(軸屋酒造)。こちらも女性杜氏、4代目の軸屋舞子さん。7年間のニューヨーク在住経験も活かして焼酎t栗を行う。肉料理に深い味わいの焼酎をストレートで。


チーズに「甕長期熟成 さつま島美人」の37度や25度をストレートで。カビ系のチーズにはコウジカビで醸す焼酎、また、甕熟成のミネラル感がばっちり同調する。感動の組み合わせだ。これグローバルスタンダードにしたい!



ティラミスとパンナコッタには「天使の誘惑」(西酒造)。これはもう疑いもなしにベストマッチ!


西酒造の総務部経理課西由香さん。西洋の貴婦人のように美しい人だ。


本格イタリアンと本格焼酎、さらにあらたな飲み方もたくさん体験できたイベントでした。最後はみんな和気藹々!
ランチからディナーにかけて、島美人の製造元2社さま、本坊商店様など酒類製造販売の方々にもご参加いただきました。ありがとうございました!

そしてなにより城下さん、お疲れ様でした。


この本格焼酎イベント、毎年の恒例にしたいと思っています。
来年またお目にかかれますように。
関係者のみなさま、ご参加のみなさま、ありがとうございました。
ますます本格焼酎のファンになりました!

焼酎ファンの方々、来年はみんなで鹿児島にいきましょう!




前日の本格焼酎セミナー~焼酎ナビゲーター取得セミナー~はこちら


お昼のフレンチ&焼酎イベントはこちら









本格焼酎とフレンチのランチイベント@鹿児島



本格焼酎の日(11月1日)の翌日は、本格的なフランス料理と本格焼酎のおいしいペアリングランチ。鹿児島の郷土料理や和食との組み合わせは当たりまえ。洋食との組み合わせを提案できれば、焼酎の楽しみは大いに広がるのだ。
こちらも主催は城下久美さん。繊細さとガッツあるさつまおごじょだ。


会場は「ヴァンダンジュ」。
オーナーはソムリエでもある大薗博隆さん。ソムリエだけにきめ細かいサービス対応をしていただける。料理も本格派でかなりおいしい。


 まずは主催の城下さんのご挨拶。


ウエルカムドリンク「黒糖たんかん酒」(町田酒造)のオンザロック。
続いて、「KURA no AWA~石の蔵から スパークリング~」(本坊酒造)+クレームドカシスで、キールロワイヤルスタイルで感動的に美しい。おつまみは「グジェール」チーズ入りのシュー。クリスピーさの同調なのだ。
料理と焼酎の組み合わせのポイントは「同調/相乗効果/ハーモニー」である。



最初の前菜はお魚。「甑島きびなごマリネ・鹿児島酢味噌と鹿児島和柑橘を添えて」。これには、柑橘フレーヴァーがたっぷりの「富乃宝山」(西酒造)。白ワイングラスで氷を入れてサーブ。フルーティさの同調だ。



野菜の前菜には、「旬のさつま芋とかぼちゃの軽いベニエ 知覧茶と種子島の釜炊き塩で」。お皿のなかは〇に十の字でさつまスタイル! 焼酎は「正木」。知覧醸造。すっきり軽快な味わいをソーダ割りで。知覧の茶との組み合わせ、軽快さの組み合わせだ。


メインの肉料理は、「 黒豚のスペアリブ」。濃厚な味わいには、黒糖焼酎「龍宮」をワイングラスでストレート! 焼酎なのに全然きつくないのがさすがの富田酒造。素晴らしい組み合わせでうっとり。

 


続いてフロマージュ。ここは焼酎のお燗をぜひということで、大きな黒ぢょかを用意していただいた。
この大きさ! これまた鹿児島ならではだ。

チーズはパルミジアーノに枕崎の鰹節を振り掛けて。さらにブリー・ド・モー。イギリスの青かびチーズシュロップシャー。コウジカビで醸す焼酎は黴熟成のチーズとはベストマッチ。
鰹節のメッカ枕崎、その名も「 本坊薩摩酒造 枕埼」の前割りお燗だ。最高に組み合わせ!


ぜったい外せないのがデセール。オペラ&バニラに、奄美黒糖の樽熟成「紅サンゴ」をストレートで。最後までうっとりで満足のフルコースなのだ。


本日の焼酎ラインアップ。

ご参加は遠くから来ていただいたお蔵元様に、焼酎マイスターの方々、焼酎ファンの方々。本当に楽しい焼酎ランチでした。ありがとうございました!





前日の本格焼酎セミナー~焼酎ナビゲーター取得セミナー~はこちら


夜のイタリアン&焼酎イベントはこちら












本格焼酎の日に本格的に焼酎を学ぼう、セミナー開催@鹿児島



11月1日は本格焼酎・泡盛の日。
意外に知らない人もいる。
そこで、焼酎の本場鹿児島にて、この日に本格焼酎を学び、本場から焼酎の魅力を発信しようというのがこのセミナーの目的。
主催は、鹿児島天文館のワインバー「しろ」を運営する、鹿児島の酒文化をこよなく愛する城下久美さん。知識も経験も、やる気もパワーも十分のめちゃくちゃチャーミングなさつまおごじょだ。




会場は「ホテル・レクストン鹿児島」。
2時間のセミナー。まずは、本格焼酎の基礎知識を学ぶ。
(本場鹿児島で、焼酎の話をするのは、かなり緊張する)


前半1時間は、中央での焼酎市場、焼酎の問題点、あらたな飲み方提案、料理との組み合わせの考え方などをお話しする。


後半は、焼酎と料理の組み合わせを体感。


提供者としては「焼酎はなんにでも合う」は「×」だ。
ある程度、美味しい楽しい組み合わせを提供できないとだめなのだ。


相性が○×を集計。
人によって、その日の体調によって、結果はじつに様々で、相性に正解はない。しかし、統計で見えることもある。
統計の見方は実はいろいろ。


特別テキストも用意。皆さん真剣だ。
希望者にはもれなく「焼酎ナビゲーター」を取得いただける。

 

主催の城下さん。
準備から司会からすべてを担当!感謝。



本日のお酒。左から、華やかタイプ、軽快タイプ、リッチタイプ、キャラクタータイプ、清酒、ジャパニーズウイスキー。個性の違うものを個性の違う料理に合わせてみる。
 焼酎や清酒、ウイスキーを「俯瞰でみる」ことも重要。



夜は天文館に繰り出して焼酎で乾杯!
「かごんまは焼酎で乾杯! めざせ1万人」イベントにも参加する!



この日は最後の最後まで焼酎で乾杯!
3次会まで盛り上がりました~~。
ご参加のみなさま、お疲れさまでした。

翌日は、「フレンチ&焼酎のランチ・イベント」、「イタリアン&焼酎のディナー・イベント」が続く。





翌日の「フレンチ&焼酎」リポートはこちら


翌日の「イタリアン&焼酎」リポートはこちら