2013年4月21日日曜日

第28回ふくい春まつり「食談会」にて越前焼「美味平盃ふくいく」を発表

今年で28回目になる「ふくい春まつり」。各界から著名人を呼び食事とともに福井を語るのが「食談会」。今年は、私もお手伝いをさせていただくことになった。せっかくの機会、いまあらたに「福井の地酒がおいしい理由」をトータル飲料コンサルタントという立場から、また、東京在住という立場からお話をさせていただいた。
それに・・・。今回の大きな目的は、越前焼で造ったオリジナルの酒器「美味平盃 ふくいく  友田晶子セレクシオン」の発表。驚くほど薄く繊細な焼き物となる越前焼の特徴を生かし、口当たりのまろやかな甘い酒に感じるような形にし。食談会はまさにこの商品の発表会でもあったのだ。ドキドキ。

浜町を舞台にして進められている「食談会」。私の会場は開花亭。 足羽川や足羽山は葉桜に彩られとても美しい。


まずは、福井のお酒の特徴をお話しする。福井に住んでいて常に福井のお酒を飲んでいると、意外にその良さに気が付かないもの。外から見た福井のお酒の良さやおいしい見分け方などをお話した。また、今回残念ながら参加できなかった酒器の造り手「司辻健司先生」は、VTRでの参加。どんなふうに酒器が造られるのかをご覧いただいた。いやはや、なんと手間のかかる酒器か・・・と感嘆の声。ちなみに司辻先生は、現代工芸美術展の本会員になられた。酒器も、プ、プ、プレミアが付いちゃうか…なぁ(喜)。また、酒器が生まれたのは越前焼工業協同組合の営業部長、大瀧和憲さんの力も大きい(感謝)。


お話のあとは皆さんとご一緒にお席で。平盃と縦長の酒器に同じお酒(今回は早瀬浦 純米酒)を注いで味わいの違いをご体験いただく。平盃だと甘く優しい味わいに感じられる。縦長だときりりと辛口に感じられる。本当です。

今回は40名のお席が満席でキャンセル待ちも出たとか。ありがたいことだ。一人一人の方とゆっくりお話がしたい。途中一度席を替わる。知り合いがあちこちに来てくれている。うれしい!


 今回のお酒は、華やかなタイプとして「白岳仙 奥越五百万石 純米吟醸」、軽快なタイプとして「一本義 辛口本醸造」、コクのあるタイプとして「福千歳 山廃純米酒 円」、熟成タイプとして「花垣 調熟純米古酒酒」を用意。福井にもこれだけバラエティー豊かな味わいを持つ酒があることを知っていただく。右が今回の「美味平盃 ふくいく」。取り皿じゃぁございません。


今回残念だったのはお酒に合わせて料理を用意できなかったこと。しかし最後のデザートは熟成酒に合わせてなんとかリクエスト!バニラアイスクリームにオランジェット(オレンジピールのチョコレート掛け)をご用意いただいた。これと熟成酒は感動の組み合わせ。また、デザートにもお酒を合わせて楽しめることも知っていただきたかった・・・。参加の方からは、「これは本当においしかった」とたくさんのお声を頂戴した。よかった♪
今度は、お料理との組み合わせをじっくり体験できる会をやりたいなぁ。


さて、ひと月かけて福井の春を満喫する「ふくい春まつり」で、『美味平盃 ふくいく 友田晶子セレクシオン』をご紹介できてとてもありがたかった。これから、平盃の詳細をどんどんご紹介していきます。ぜひ、お手に取ってお試しください~~。

発売は、鎌仁商店さまHPからです。お楽しみに。




 司辻先生の記事(福井新聞2013年4月17日)。


食談会の様子(福井新聞2013年4月20日))。



越前焼工業協同組合の大瀧氏(日刊県民福井2013年4月12日)。