2回目となる北京。前回もそうだったが、きれいな青空でPM2.5のイメージはあまりない。
今回は在北京の日本酒インポーター様主催による日本酒セミナー。ご参加者は飲食店などのプロフェッショナルの方が主体。国際きき酒師の通訳とともに、お話をさせていただいた。
日本大使館のある地域は和食店が多い。なぜか通り名はLucky Street。今回はここにある和食店にてセミナーが開催された。
準備は万端。中国語のテキストも用意されている。
通訳は、国際きき酒師のケニー。
日本語はもとより日本酒のこともわかっていないと上手に通訳はできない。心強い。参加の方々もかなり熱心。日本酒やその周辺文化に興味をお持ちいただいているよう。ありがたい。
日本酒販売に携わる方向けに、基礎知識と販売、管理のポイントもお話しする。
今回ご一緒だったお蔵元さま、島根、一宮酒造の浅野社長とわがふるさと福井から、毛利酒造の毛利社長。中国の日本酒市場をご覧いただき、熱心な方々に驚かれていた。お蔵のご説明にみなさん興味津々。
セミナー後はブラインドきき酒ゲーム。
みなさん、結構御詳しい。ばっちり当てられていた様子・・・・。
セミナー後には料理とお酒の相性体験。
華やかなタイプにはトマト&クリームチーズやマンゴープリン、軽快なタイプには野菜料理、コクのあるタイプには鶏のチーズ焼き、熟成タイプにはチョコレートケーキなど、和食以外の組み合わせもご体験ただいた。お酒も入ってみなさん楽しそう!
今回の体験で、日本酒の知識を持っている方が思いのほか多く、皆さん本当に真剣に日本酒の知識習得を考えられていること。また、提供のプロはよりより提供方法を知りたいというご希望を持っている。海外に手のセミナーで感じるのは、お酒そのものの輸出とともに提供の方法を輸出するべきとだということだ。
こちらは前日のお打合せパーティ。
名物北京ダックと白酒(バイジョウ)で乾杯!
こちらはセミナー後の打ち上げ。日本酒と和食の後は、羊の串焼きとやっぱり白酒!
最終日は、特別ご招待で、スペシャル・フェアウェルパーティ。関係者の皆さま、ありがとうございました。次回は、秋。楽しみにしております。
北京市内の高級和食店(どこも高級外資系ホテル内)を数店視察。一升瓶ごと販売する店が多い。720㎖で人気ブランドは、400元~1000元程度。福井の「梵 夢は正夢(1000㎖)」は7500元、日本円で13万円ほど! この金額でも飲む人がいるとか。
いずれの店もきれいで落ち着いて料理も豊富だ。ただ、やはり温度管理を主とした在庫品質管理には少々J問題があるように感じられる。
カジュアル居酒屋も比較的良心的な価格で日本酒が提供されている。が、人気の純米吟醸、特に軽めの味わいの商品は、いくぶん、新鮮さが失われているものが多かった。とくに獺祭は日本で飲む味とかなり異なっているように感じられたおにが印象的だ。
北京には700店舗の和食店があり、日本人経営はそのうち100店舗。経営がうまくいっているのはさらにそのうちの1割と聞く。日本人経営の和食店のみがいいわけではない。ローカライズされた和食があってもいい。しかし、日本酒の管理はしっかり行ってほしいと願う。お手伝いができればうれしい限り。
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