2012年11月24日土曜日

老舗料亭で、福井の地酒と旬のお料理の会

福井にも世界に誇る「國酒」がある!

「越前さかい うららの極味膳」のメンバーでもある、福井県坂井市丸岡町の老舗料亭「ほん田」さまにて、『~料理は酒の添え、酒は日本人の添え~ 第2回酒の会in料亭ほんだ』を開催した。今回は、ふくい食のアンバサダーとして、季節の料理に合わせた地酒コーディネートのお手伝いさせていただいた。福井の「國酒」と旬の料理のマリーアジュを、通常のセミナーや講習会とは違ったスタイルで開催したのだ。


料理はデザートまで合わせて11種。お酒は、食前酒から乾杯、デザートまでで8種。
途中、ご愛嬌でボジョレー・ヌーヴォーを1杯盛り込み、ほかはすべて福井の地酒との組み合わせで勝負だ。このメニューは、ほん田料亭の若女将のお手製。すばらしい!!


ウエルカムドリンクは「越の磯」の梅酒。乾杯は一本義久保本店の「宴日和」の発泡清酒。
お客様は日本酒のベテランから初心者まで。まずは、福井の地酒の特徴について、ちょっぴりお話。福井の酒を一言で言うなら「淡麗旨口」。みずみずしい味わいの中にも、しっかりと旨みがある。


ほん田ならではの「桶膳」。ランチタイムにも注文可能だ。当たり前だけど、福井の旬の食材ばかり。ひと手間かけて、地酒とのマリアージュをより楽しめるようにアレンジもしていただいた。甘エビには「黒龍 大吟醸 しずく」。野菜料理には「常山 爽快辛口」と。


はい、でた、これー、越前セイコガニ。まさに旬。内子外子がもうたまらん。これには、酸味の豊かな「花垣 生もと 純米」をあわせる。自然の酸味がカニのうまみを引き出してくれる。


冷たくしたお酒が多い中、お肉料理やモンドール(とろけるフランスのナチュラルチーズ)のグラタンには、お燗を。逆にお刺身にはボジョレーを。新しい体験もちょっとだけ。


 ご飯が炊き上がるのを待つ間に、歌と三味線の「花乃宴や」の美人さん二人。料亭らしい宴になった。手前の黄色いお酒は「一本義の長期熟成酒」。若狭牛のすき焼きにあわせる。


 炊き立ての松茸ご飯。目の前でお米から炊き上げる香り豊かなコシヒカリ♪。デザートは下記のアイスクリームとチョコレートケーキ。もちろんこれにも地酒「白龍」の貴醸酒。まるでソーテルヌのような甘酸っぱい清酒。ちょっぴり飲みすぎてしまうほど、盛りだくさんの地酒のラインナップになった。福井の人も実はあまり知らない福井の地酒。地元から全国に、いや、世界に発信したい「誇れる」お酒たちだ。
ほん田料亭も伝統の技に新しいチャレンジを盛り込む、とてもやる気ある料亭。機会があればぜひいらしてくださーい。



ほん田料亭



今回のお酒の品揃えは、「醗酵醸造食品販売所 八重巻(やえまき)」











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