とても勉強になった。
新しい情報としては、あの「コント・ラフォン」が、
新しいブランド「ドミニク・ラフォン」を立ち上げたこと。
ラベルはこんな感じ。
ドミニクの「D」とラフォンの「L」をロゴにしている、
とても印象的なもの。
裏ラベルも、これの小さいバージョンでとてもかわいい。
エレガントでありながらちゃんとしなやかな骨格があるタイプで、
ラベルとともにとても印象的な味わい。
この日は同社専属マスター・オブ・ワインの説明とともに、
ベリーズ・ブラザーズ&ラッド社お取り扱いの、
ブルゴーニュワインのテイスティング。
けっして、コント・ラフォンの会ではない。
しかし・・・・。
思い出すのは、2008年4月に行われた、
吉兆(ホテル西洋銀座店)での、コント・ラフォン・メーカーズ・ディナーだ。
ラフォン氏と他16名の贅沢な晩餐。
ワイン同様、とてもエレガントなラフォン氏。
ビールもスパークリングもなしで始まる。
最初は、
Macon Villages 2005年と Macon Milly Lamartine 2006年。
とても凝縮感のあるマコン。
「膳菜」(前菜ではない)は、「パレット皿八寸」。
ラフォンワインに合わせてか、しっかりとした味付け。
「お椀」として、鯛しゃぶ。
若布と新たまねぎもしゃぶしゃぶする。
今日の若布はやや柔らかめ。
「造り」は、中トロのにぎり。
吉兆店主の湯木氏から「お寿司とワインの相性はどう思われますか?」の質問に
ドミニク氏「お醤油は味わいが強くパワフルなので、赤ワインが合うように思う」と。
付け合せのガリは、ムルソーにすごく合う。
そういえば、私のフランス語の先生ドラは、このガリが大好きで、
丼いっぱい食べてお腹をこわした人。
海外の人に「ガリ」は大人気だ。ワインにもう合うから?
「揚げ物」で、稚鮎の「焼揚」。
焼いて揚げてあるのか?しっかり香ばしさが出るまで揚げ焼きするのか。
「青柳」と同じ手法のよう。
鮎はやはりこのくらい香ばしいほうが絶対においしいと思う。
フランス人のドミニク氏も「苦味が残るところが印象的」と。
ヴォルネー。すごい紫色。
ちなみにドミニクは、ヴォルネーなら80年代が飲みごろ、
ムルソーなら少なくとも5~10年たたないと飲み頃ではないと。
95、6年あたりからビオ・ディナミに切り替え、そこから口あたりが優しくなったと。
それ以前のがっしり濃厚な味わいを懐かしむオールドファンも多いとも。
また、日本輸出用は、しっかりフィルターをかけており、
それ以外はノンフィルターである・・・という噂はまったくウソらしい。
ムルソーの瓶詰めは1日で完了させるため、日本用とか国内用とか分けている時間はないのだそう。
ラフォンマニアの方、いかがでしょうか?
ドミニク氏は横にいる営業担当ポール氏と、
「ほら、この噂がまた出たヨ、日本に来るとこの話が出る、ちょっとまずいな、ちゃんと広報しなきゃな」
・・・みたいなこと、コショコショとお話ししてました。
「焼物」は、黒毛和牛ローストビーフ、わさび温野菜、ふきのとうみそ別添え。
し・も・ふ・り・・・である。
ヴォルネーに合わせて。
わさびをたっぷりつけるならムルソーもいい。
付け合せのジャガイモとアスパラの炒め物は家庭料理的。
「焚合」の焼竹の子。今日は全体的に濃い目の味付けのよう。
ワインに合わせてという気遣いか。
「御飯」は、ふかひれ姿煮ごはん、すっぽんスープ仕立て。
ゴージャス。
美味しい。
聞けば、本日のこのフカヒレごはんは薄味仕立てだとか。
ほかが濃いのでここで調整したか。私はこのくらいがいい♪
桜のブラマンジェと桜餅とお薄でシメ。
まことに春らしいコースでした♪
本日のラインアップは、
最初のMacon2種と、
Meursault Clos de la Barre 2004年
同 2001年
Meursault Perrieres 2000年
Volnay Santenots (Magnum) 2005年
同 1997年
・・・の7種類。
最後は調子にのって、こんな感じで撮影。
「フランス男性は、美しい女性と撮影するときはこうやって撮るんだよ」とラフォン氏。
超恥ずかしい。恥ずかしすぎる。
そういえば、昔お世話になったボルドーのオーナーと写真を撮ったときも、
まったく同じことをおっしゃった・・・。
さ、さすが、フランス人。
ともあれ、こちらで、ハイ、成功。
この会は、(株)エノテカの主催だったもの。
コント・ラフォンは、いつ飲んでもすばらしいワインだ。
今度の新しいドミニク・ラフォン・ブランドは、
ベリー・ブラザーズ&ラッド社のお取り扱い。
こちらも楽しみなシリーズだ。
♪♪♪
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