全国の観光地にて、宿泊施設や飲食店、酒販店様を対象に「地酒と料理で飲料売上向上の支援研修セミナー」を行っています。受講後には「日本酒ナビゲーター」認定資格を差し上げています。
今回は、神戸の奥座敷、関西を代表する名湯、有馬温泉にて開催しました。
主催は、JTB旅ホ連兵庫有馬ブロック様。会場とさせていただいた兵衛向陽閣様をはじめ、歴史ある人気旅館の関係者様62名のご参加で開催しました。
有馬温泉へはこんなにかわいいレトロ電車「神戸電鉄」で向かいます。
会場は600年の歴史を誇る兵衛向陽閣様。
広い館内、いたるところに案内板があり、きめ細やかなお気遣いが感じられます。
ご参加者にお配りするテキストや資料。今回は、地元灘から「日本盛」、「菊正宗」、「白鶴」、姫路から「龍力」、香住から「香住鶴」各酒造様よりテイスティングのご協賛を頂戴しました。これに新潟の「八海山」を味比べしてみます。地元の酒と他の地域の地酒がどのように違うかを体感します。
ご自身も研修を受けられるにも関わらず、お迎えも丁寧にされる向陽閣スタッフの皆様。すばらしいおもてなし精神! (実は、かなり面倒な準備もスムーズにこなしていただき、一流旅館の底力を見せていただきました・・・感謝)
研修は2時間半。まずは、PPTを使って、地酒提供者に必要な心得と地酒の基礎知識。提供の注意点、問題点、料理との組み合わせ、メニューに関して、さらには日本酒の市場・現状などをお話しします。
代表的な味わいの違いを4つに分け体感。辛口甘口、精米歩合、特定名称にこだわらない、お客様視点のセールストークが必要です。
料理スタッフのご協力を頂戴してお料理も準備。華やかな料亭料理が基本の向陽閣様ですが、セミナー用にあえてシンプルに用意いただきました。明石の鯛のお造り、青菜おひたし、カニクリームコロッケ、神戸ビーフのステーキ。どのように合うのか、どのようにお勧めしたらいいのか、実際に試食試飲することで、セールストークを身に着けていただきます。
各地の観光旅館では、たとえば、「料理長がお取り扱いのお酒の味見をしたことがない」、「サービススタッフが「私お酒飲めません」と言ってしまう」、「お部屋にお酒のメニューがない」、「悪くなった生酒をそのまま出している」など、ちょっと勉強すれば直せるような、地酒販売の取りこぼしがたくさんあるのです。今会場では、皆さん真剣に味わい体験をしていただき、たくさんのご質問も頂戴しました。
本日のテイスティング日本酒はこちら。
<基本の4種>
1、華やかタイプ/ 菊正宗 百黙 純米大吟醸(兵庫・灘)
2、軽快タイプ / 八海山 特別本醸造(新潟・魚沼)
3、コクタイプ / 香住鶴 生酛 純米(兵庫・香住)
4、熟成タイプ / 龍力 純米 古酒(兵庫・姫路)
<その他のお酒>
●華やかタイプ
5、香住鶴 山廃純米発泡にごり“金魚”スパークリング(250㎖)
6、菊正宗 百黙 純米吟醸
7、菊正宗 百黙 Alt.3
8、日本盛 超特選 純米吟醸 惣花(兵庫・灘)
9、日本盛 新商品サンプル 純米大吟醸
●軽快タイプ
10、白鶴 上撰
11、白鶴 上撰 生貯蔵酒(300㎖)
●コクタイプ
12、菊正宗 生酛 純米 樽酒(飲みきりサイズ)
13、菊正宗 生酛 本醸造
14、香住鶴 山廃 純米
終了後には、参加者皆様のお名前・認定番号入りの「日本酒ナビゲーター認定書」をお送りいたします。額に入れ飾っていただく、メニューに入れていただくなど、「日本酒勉強」の証としてご利用ください。
研修は13時から15時半まで。終了後には、皆様それぞれの職場に戻り、本日の業務へ着くとのこと。美しい夕焼けと白い湯けむりが美しい有馬温泉。日本酒のメッカである「灘」をはじめ、良質の酒を生み出す姫路や香住など地酒産地をもつ、兵庫有馬は、これからますます素晴らしい日本酒を楽しめる温泉地となることでしょう。皆様、お疲れさまでございました。
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観光地の皆様。
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